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» 2013年03月29日 21時30分 UPDATE

“Richland”に“8970”も出るそうだ:MSI、スライド式コンバーチブル「S20」などノートPC新モデルを公開

エムエスアイコンピュータージャパンは、3月29日にコンバーチブルタイプの「S20」をはじめとする新モデルを公開した。S20は3月30日から出荷を開始する。

[長浜和也,ITmedia]

重さ1.2キロでバッテリー駆動は6時間

 「S20」は、液晶ディスプレイユニットをスライドさせてスレートスタイルからクラムシェルスタイルに変形できるコンバーチブルタイプのUltrabookだ。サンプルは、2012年11月のゲーミングPC説明会で公開していた。3月29日の発表資料によると、3月30日から日本市場で出荷するS20の構成は、CPUがCore i5-3337U(1.8GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大2.7GHz)で、チップセットはIntel HM77 Expressを採用する。

kn_msipc_01.jpgkn_msipc_02.jpgkn_msipc_03.jpg S20はスライド方式を採用するコンバーチブルタイプのUltrabookだ

 液晶ディスプレイは11.6型ワイドで解像度は1920×1080ドット。IPSパネルを採用する。システムメモリはDDR3を4Gバイト載せ、データストレージにはmSATA接続の容量128GバイトSSDを内蔵。本体搭載のインタフェースには、2in1カードリーダ(SDメモリーカード、MMCに対応)とmini HDMI、そして、有線LANに2基のUSB 3.0をそろえる。無線接続はIEEE 802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を利用できる。また、有効100画素のWebカメラを内蔵して720p30fpsの動画を使うビデオチャットも可能だ。

 バッテリーは3セル3900ミリアンペアーでACアダプタの出力は19ボルト2.1アンペア。このバッテリーを組み込んだ状態で本体サイズは300(幅)×196.5(奥行き)×19.8(厚さ)ミリ、重さは、1.16キロとなる。バッテリー駆動時間は約6時間だ。OSは64ビット版 Windows 8を導入した構成で、実売予想価格は10万9800円前後となる見込みだ。

kn_msipc_04.jpgkn_msipc_05.jpgkn_msipc_06.jpg S20の左側面と背面、そして、右側面

kn_msipc_09.jpgkn_msipc_07.jpgkn_msipc_08.jpg キーボードはアイソレーションタイプを採用する。ポインティングデバイスは搭載しないがタッチパネル搭載のディスプレイがすぐ近くなので問題ない(写真=左)。2012年11月の時点でシルバーだった液晶ディスプレイ背面は、製品版でブラックになった(写真=中央)。スレートスタイルにした状態のリアカメラは用意しない(写真=右)

“Kepler”Quadro搭載のワークステーション

 また、MSIでは初めてとなるモバイルワークステーションとして「GT70」「GT60」も公開した。日本市場ではGT60を4月下旬から出荷する予定だ。なお、実売予想価格は現時点で明らかにしていない。GTシリーズはゲーミングノートPCとしてラインアップをそろえてきたが、今回公開したモバイルワークステーションシリーズでは、GPUに外付けの“Kepler世代”Quadroシリーズを採用する。GT70では、Quadro K3000M、または、Quadro K2000Mを、GT60では、Quadro K2000M、または、Quadro K1000Mをそれぞれ搭載する。なお、GT60は、液晶ディスプレイに色域でNTSC比95パーセントをカバーしたパネルを組み込むという。

kn_msipc_10.jpgkn_msipc_11.jpg 日本では扱い未定のGT70だが、システム構成はGT60とほぼ共通する(写真=左)。日本市場出荷が決まっているGT60は、15.6型ワイドとGT70より一回り小さい液晶ディスプレイを搭載するが、色域でNTSC95パーセントをカバーするパネルを採用する(写真=右)

 MSIでは、このほかに、従来のGTシリーズハイエンドモデルで導入してきたHDMI、DisplayPort、アナログRGB、そして、搭載液晶ディスプレイによる4画面マルチディスプレイのサポート、2基のSSDでRAID 0を構成する「Super Raid」、2基のHDD搭載、MSI独自デザインのクーラーユニットとエアフローによる「COOLER BOOST

の導入などもモバイルワークステーションモデルの特徴として訴求した。

kn_msipc_12.jpgkn_msipc_13.jpg GT70の左側面(写真=左)と右側面(写真=右)

kn_msipc_14.jpgkn_msipc_15.jpg 背面には映像出力インタフェースとしてHDMI、DisplayPort、そして、アナログRGBを用意して、本体の液晶ディスプレイとあわせて4画面同時出力を可能にしている

 なお、日本で出荷するGT60モバイルワークステーションモデルの構成はまだ確定していない。そのため、実売予想価格も明らかにしていないが、説明会会場に展示していたサンプル機材の構成によると、15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載して解像度は1920×1080ドット。パネル表面にはアンチグレア処理をほどこしている。GPUはQuadro K2000Mを採用し、CPUは第3世代Coreプロセッサー・ファミリーのi7シリーズを搭載するとしている。なお、データストレージは、Super Raidを構成するmSATA SSDの容量が128Gバイト、ほかに、7200rpmのHDDで容量が750Gバイトとなる。なお、GT70の仕様は、液晶ディスプレイのサイズが17.3型になって色域でNTSC95パーセントをサポートしないほかは、GT60と共通する。

 

“Richland”なゲーミングPCも登場

 MSIが得意とするゲーミングノートPCのラインアップでは、AMDが3月12日に発表した“Richland”世代のAPU「A10-5750M」を搭載する予定の「GX70」を公開した。展示機材の説明資料には、搭載する外付けのGPUとして「Radeon HD 8970M」の記載もある。

 MSIの説明によると、“Trinity”世代のA10-4600Mと比べて、3DMark 11で21.5パーセントの向上、PCMark 7で10.7パーセントの向上がそれぞれ確認できたという。また、Radeon HD 8970MとGeForce GTX 680Mの比較では、3DMark 11において7.5パーセントの優勢が確認できたと説明している。

kn_msipc_16.jpgkn_msipc_17.jpgkn_msipc_18.jpg AMDの最新APU“Richland”世代のA10-5750MとRadeon HD 8970Mの採用を予定しているGX70。MSIが測定したベンチマークテスト「3DMark 11」では、A10-4600Mから21.5パーセント、GeForce GTX 680Mから7.5パーセント、それぞれスコアが向上したのを確認したという

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