大容量モバイルバッテリーとしても使えるモバイル無線LANルーター「Pocket WiFi 203Z」SoftBank 4GもEMOBILE LTEも

» 2013年05月07日 14時38分 公開
[長浜和也,ITmedia]
Pocket WiFi 203Z

 ソフトバンクモバイルの「Pocket WiFi 203Z」は、ZTE製のモバイル無線LANルーターで、従来の2.5GHz帯AXGP(SoftBank 4G)や1.5GHz帯W-CDMA(ULTRA SPEED)のほかに、イーモバイルで利用している1.7GHz帯のFDD-LTE(EMOBILE LTE)や1.7GHz帯のW-CDMA(EMOBILE G4)も利用できるマルチネットワーク対応モデルだ。国際ローミングでも従来の2.1GHz帯に加えて、850MHz帯も利用できる。発売は8月以降の予定。なお、料金プランなどについては発売までに明らかにするという。

 ボディサイズは、110(幅)×67.8(高さ)×18.6(厚さ)ミリ、重さは150グラムで、従来モデルの「ULTRA WiFi 4G 102HW」と比べて、幅が約6ミリ、重さで約15グラム増加した。しかし、その分バッテリー容量は102HWの3000mAhから5000mAhへと大幅に増加し、連続通信時間も102HWより5時間長い約13時間となった。203Zをモバイルバッテリーとしても利用できる機能を用意しており、タブレットやスマートフォンを充電することも可能だ。

 本体には、1.4インチのカラーディスプレイを搭載しており、通信状態などの表示が見やすくなったほか、タッチキーを用意して設定の変更操作が簡単にできるようになった。

Pocket WiFi 203Z。サイズは110(幅)×67.8(高さ)×18.6(厚さ)ミリ、重さが150グラムとやや重いが、容量5000mAhのモバイルバッテリーとしても利用できる

 ワイヤレスWANの転送速度は最大で下り110Mbps、上り10Mbps。無線LAN規格はIEEE 802.11 b/g/nを利用できる。同時に接続できるデバイスは最大で14台で、SSIDは2つまで設定可能。セキュリティはWEP、WPA、WPA2に対応。簡単設定ではWPSを利用できるほか、簡易NAS、FATA、そして、ソフトバンクWi-Fiスポットにも対応する。

側面にはインタフェースとしてmicro USB、USB、SIMスロット、microSDスロットを用意する

「Pocket WiFi SoftBank 203Z」の主な仕様
端末名 Pocket WiFi SoftBank 203Z
通信速度 最大110Mbps/最大10Mbps
使用周波数 W-CDMA:1.5GHz帯、1.7GHz帯(海外向けに2.1GHz帯、850MHz帯にも対応)、FDD-LTE:1.7GHz帯、AXGP:2.5GHz帯
サイズ(幅×高さ×厚さ) 67.5×110×18.6ミリ
重さ 約150グラム
連続通信時間/連続待受時間 約13時間/約640時間
発売 2013年8月以降

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月11日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  3. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  4. Minisforum、Intel N100を搭載したスティック型ミニPC「Minisforum S100」の国内販売を開始 (2024年05月10日)
  5. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  8. デル、ビジネス向けのスタンダード22型/24型/27型液晶ディスプレイ7製品を発表 (2024年05月09日)
  9. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  10. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー