Samsungの新主力SSD「840 EVO」を高速化したターボ技術に迫る3ビットMLCでも書き込みが速い(3/3 ページ)

» 2013年07月19日 13時30分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]
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1Tバイトモデルの米国販売価格は約650ドル

 製品発表に続いて、Samsung SSD用ユーティリティ「Magician」やオリジナルのデータ移行ツール「Migration」の新バージョンも紹介された。前者には新機能として「RAPID」と呼ばれる高速化ツールが搭載されており、これを利用することでシステムパフォーマンスをさらに大幅に高速化できる。

Magicianの新バージョンに搭載されるDRAM(システムのメインメモリ)を利用したソフトウェアベースの高速化技術「RAPID」も紹介(写真=左)。RAPID利用時(右の画面)では、CrystalDiskMarkのスコアが大きく向上している。RAPIDを利用時はPCMark Vantageでも大幅にスコアがアップするという(写真=右)

 容量のラインアップは120G/250G/500G/750G/1Tバイトを用意。SSD本体にソフトウェアが付属するシンプルな「ベーシックモデル」のほか、マウント用スペーサー、SATAからUSB 3.0への変換ケーブルが追加された「ラップトップキット」(250G/500Gバイトのみ)、3.5インチ用ブラケット、SATAからUSB 2.0への変換ケーブル、SATAケーブルがセットになった「デスクトップキット」(120G/250Gバイトのみ)も発売する。

 北米での価格は、ベーシックモデルの1Tバイトが649.99ドル、750Gバイトが529.99ドル、500Gバイトが369.99ドル、250Gバイトが189.99ドル、120Gバイトが109.99ドル。ラップトップキットは10ドル増、デスクトップキットは15ドル増となる。保証期間は3年だ。

 日本での発売予定と価格は、近日Samsung SSDの国内理店であるITGマーケティングから発表されるとみられる。

840同様、シンプルな「ベーシックモデル」(写真=左)のほか、移行用ケーブル(USB 3.0対応)などを付属した「ラップトップキット」(写真=中央)、3.5インチブラケットなどもセットした「デスクトップキット」(写真=右)の3種類が用意される
840 EVOのラインアップと北米での販売価格(写真=左)。RAPIDのデモを含め、ソリューションセッションに登壇したプロダクトマネジメント上級副社長のデビッド・リン氏(写真=右)

・→“3Gバイト/秒”リードの怪物級SSDも:MacBook AirやVAIO Pro 13の高速化に貢献――Samsungの「PCIe M.2 SSD」とは?

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