ソニー、3つのスタイルに変形する「VAIO Fit multi-flip PC」を欧州で発表IFA 2013

» 2013年09月05日 14時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月4日(現地時間)、独ベルリンで6日に開催される家電見本市「IFA 2013」に先立ち、コンバーチブル型ノートPC「VAIO Fit multi-flip PC」を発表した。2013年秋に欧州で発売する。日本での発売日や価格は未定だ。

 VAIO Fit multi-flip PCは、8月下旬にYouTubeでティーザー動画が公開され、話題を集めていた製品。天板と液晶ディスプレイ部が2層構造になっており、天板を2つに折り曲げることで、液晶ディスプレイ部を回転させて、ラップトップ、タブレット、ビュワーの3つのスタイルに変形できる。ボディはアルミニウム製だ。

3つのスタイルに変形する「VAIO Fit multi-flip PC」。写真は13.3型の「VAIO Fit 13A」

中央にラインが走った天板が印象的だ。写真は15.5型の「VAIO Fit 15A」

 ラインアップは画面サイズの違いにより、13.3型の「VAIO Fit 13A」、14型の「VAIO Fit 14A」、15.5型の「VAIO Fit 15A」を用意。いずれも第4世代Core(開発コード名:Haswell)のUシリーズを搭載し、Core i7-4500U(1.8GHz/3.0GHz)などを選択可能だ。OSはWindows 8/8 Proをプリインストールする。

 液晶ディスプレイは、静電容量式の10点マルチタッチに対応。色域を広げた「TRILUMINOS Display for mobile」、高画質化技術の「X-Reality for mobile」、表面ガラスと液晶パネル間の空気層を樹脂で埋めることで、高画質化と視差の軽減に配慮した「OptiContrast Panel」を採用する。

「VAIO Fit 14A」の液晶ディスプレイを開いたラップトップのスタイル(写真=左)。3色のカラーバリエーションを用意(写真はVAIO Fit 15A)している(写真=右)

 VAIO Fit 13AとVAIO Fit 14Aは、最大8Gバイトのメモリ(DDR3L-1600)、最大512GバイトのSSD、CPU内蔵グラフィックス(HD Graphics 4400)、1920×1080ドット表示の液晶ディスプレイを搭載。VAIO Fit 15Aは、最大16Gバイトメモリ、最大1TバイトSSD、NVIDIA Optimusによる切り替え式GPU(GeForce GT 735M/HD Graphics 4400、グラフィックスメモリ最大2Gバイト)、2880×1620ドット表示の高解像度ディスプレイも選択できる。

 通信機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、有線LAN(VAIO Fit 13AはオプションのACアダプタ接続用Wi-Fiルータで対応)、Bluetooth 4.0+HS、NFC、センサー類は加速度、ジャイロ、電子コンパスを内蔵。USB 3.0×2(VAIO Fit 15Aは3基)、HDMI出力、SDメモリーカードスロット、“Exmor RS for PC”CMOSセンサー搭載Webカメラ(VAIO Fit 13Aは同センサー採用の800万画素アウトカメラも装備)、ステレオスピーカーなどを搭載する。

 いずれもバックライト付きのアイソレーションキーボードと、左右クリックボタン一体型のタッチパッドを装備。VAIO Fit 13Aはデジタイザスタイラスが付属し、ペン入力も行える(VAIO Fit 14A/15Aはオプション)。

 本体サイズと重量は、VAIO Fit 13Aが325.4(幅)×223.4(奥行き)×14.3〜17.9(高さ)ミリで約1.2キロ、VAIO Fit 14Aが336.1(幅)×233.5(奥行き)×17.9〜19.7(高さ)ミリで約1.8キロ、VAIO Fit 15Aが377.1(幅)×253.8(奥行き)×17.9〜19.9(高さ)ミリで約2キロだ。バッテリー駆動時間は現時点で非公開。

VAIO Fit 15Aの利用イメージ

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