Evernote(Evernote)
メモアプリといえば象のマークのEvernote。テキスト、PDF、写真、Webクリップ、音声メモなど、なんでも取り込んでおいて、必要なときに検索で引き出せるのが便利だ。iPhoneだけでなく、PCやAndroidのアプリ、ドキュメントスキャナといった具合に対応製品が多いため、いろいろなシチュエーションでデータを入出力できる。無料のスタンダード版ではノート1つの最大容量が25Mバイトで、ひと月のアップロード容量が60Mバイトまでとなっているが、月額450円/年4000円のプレミアムにアップグレードすると、それぞれ100Mバイト/1Gバイトに増える。
広田の視点:
取り込んだ画像の文字を解析してデータ化してくれるので、名刺や新聞の切り抜きなどを管理する用途にも向く。メモを流し見してアイデアを得たり、終わった仕事のファイルをまとめて登録したりと、いろいろな人のニーズに応えてくれる定番アプリだ。
Note Anytime(MetaMoJi)
もう1つ手書きのメモアプリも紹介しておこう。思いついたときに指で画面をなぞり、アイデアやラフスケッチを書き記しておける。画像を貼り付けて文字を書き足したり、書類をチェックして赤を入れるといった用途にも利用可能だ。手書き文字をデータに変換するアドオンも700円から販売している(試用可能)。
広田の視点:
iPhoneは、横方向に持ったほうが長文が書きやすい。アプリの開発元が公式で勧めている「Su-Pen」(2980円)など、スタイラスペンを用意しておくと入力がはかどる。
Dropbox(Dropbox)
iPhoenのiOSは、ファイルの存在をあまり感じさせない見た目になっている。ただ、PCとファイルをやり取りしたり、iPhoneのメールで受信した添付ファイルをどこかに置いておきたいというニーズもあるはず。そうした問題は、オンラインストレージの「Dropbox」を導入すれば解決できる。
Windows/Macで専用ソフトをインストールしておけば、Dropboxのフォルダが追加され、ここにファイルを入れておくとオンラインで同期されて該当ファイルがほかの端末に送られる。
広田の視点:
無料版ではインターネット上に用意されるストレージ容量が2Gバイトだが、月額9.99ドル〜/100Gバイト〜にアップグレードすることも可能だ。単にファイルビューワーが欲しいのであれば、「GoodReader」(Good.iWare、価格:500円)が定番だ。
Downloads Lite (Hian Zin Jong)
最後はダウンローダー「Downloads」のLite版を紹介。アプリに内蔵されたWebブラウザでサイトを閲覧し、ファイルをダウンロードして保存できる。PDFやOfficeの書類の閲覧、音楽/動画の再生、Zip/rarといった圧縮ファイルの解凍も可能だ。Lite版は扱えるファイルが7つに限られているので、気に入ったら通常版(300円)を購入しよう。
広田の視点:
ただし、何でもダウンロードできるからといって著作物を落とすのはNG。
Mac雑誌の編集者、IT系ニュースサイトの編集記者を経てライターに。アップルとインターネットが専門分野で、初代iPhoneが発表された「Macworld Expo 2007」や、初音ミクの海外初ライブとなる「MIKUNOPOLIS」、ニコニコ動画史上最大のイベント「ニコニコ超会議」などをがっつり取材した。
近著は「ニコニコ動画めもりある ニコニコ大会議編」(アスキー・メディアワークス)など。個人のTwitterアカウントは「kawauso3」です。
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