アップル製PCの中でも話題になることが多い「MacBook Air」の新モデルが、1年ぶりに発売された。今回の目玉は、インテルの第4世代Core「Haswell」(開発コード名)を搭載してグラフィックス性能が強化され、バッテリー駆動時間が延びたこと。加えて、内蔵フラッシュストレージの速度も向上している。
ずっとMacBook Airに興味があって、新モデルが発売されたら「初めてのMac」として買おうと決めていた人も多いだろう。今回はそんな方々に向けて、「MacBook Airを買ったら始めたい10の習慣」と題し、運用テクニックをまとめていく。
その1、各バーにショートカットを登録しよう
Macの画面には、ソフトやフォルダのショートカットを登録しておける場所がいくつかある。デスクトップの1番上にあるのが「メニューバー」、ウィンドウの上にあるのが「ツールバー」、ウィンドウの左側にあるのが「サイドバー」、デスクトップの1番下に表示されているランチャーが「Dock」──といった具合だ。
この登録内容をカスタマイズしておくと、Macの操作が格段に楽になる。好みにもよるが、筆者的にはソフトはDockに、よく使うフォルダはサイドバーに置いている。ポイントは、なんでもかんでも登録せずに、使う頻度が多いものだけ残しておくこと。あまり使わなくなったらガンガン削っていくといい。
その2、ファイルの置き場所を決めよう
「そんなこと当たり前だろ……」と言われそうだが、意外と重要なのがコレ。MacBook Airは、下位モデルを選ぶとストレージが128Gバイトしかない。デジカメでバカスカ写真を撮ったり、音楽をデジタルデータで持っているのが当たり前のこのご時世、128Gバイトというのはかなり少ない容量と言わざるを得ない。特にサイズが増えがちなのがiTunesのライブラリで、iPhoneやiPadをバックアップしたタイミングでMac側にアプリも保存されている。
内蔵ストレージがいっぱいになると、Macの動作にも影響する。アプリを数多く立ち上げてメモリの使用量がオーバーしたときに「スワップファイル」というのがストレージ側に作られる。このスワップファイルをいちいち消すことになるので、レスポンスが悪くなるのだ(とはいえ新MacBook Airはストレージが劇速なのであまり体感に出なそうだが……)。あとは「空き容量がありません!」とOSがいちいち警告してくるので精神衛生上よくない。
というわけで、重くなりそうなファイルは外付けHDDを用意し、あらかじめそちらに逃がしておくといい。よく外に持ち出す人は、速度は遅いがACアダプタなしで動作するポータブルタイプの2.5インチHDDがオススメだ。まだMacBook Airを買っていないなら、Apple StoreのCTO(カスタマイズ注文)で、内蔵ストレージを512Gバイトにしておくとある程度は内蔵ストレージ側に置いておけるだろう。
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