写真で知る「LIFEBOOK TH」と「GRANNOTE」のこだわり2014年PC春モデル(2/2 ページ)

» 2014年02月04日 20時00分 公開
[前橋豪,ITmedia]
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初心者ではない“大人世代”を狙う「GRANNOTE」

ターゲットとする「60歳を中心とする活動的な大人世代」を前面に押し出した実機の展示(写真=左)とポスター(写真=右)。これまでの同社製PCにないテイストだ。キーボードとパームレスト面には、すりガラス調のアクリル板(板材から切削して平滑さを演出)を貼り付けることで、触り心地と高級感に配慮した。その下のキーボード面や底面にはグラスファイバー20%混入強化樹脂を採用する
使いやすさを追求したキーボード。キートップが離れたアイソレーション型のキーボードながら、キーストロークは約3ミリと深い(写真=左)。テンキー付きで、キーストロークは約18.4ミリと余裕がある。キーボードのバックライトは、タッチパッドの周囲と、左右のコネクタ上部も点灯し、暗所での視認性を確保する(写真=右)
キーボードは場所によって押下圧を3段階に変えることで、指にかかる負担を減らしている(写真=左)。キーボードはJIS推奨値を満たし、キートップを緩やかにくぼませるなど、打ちやすさにこだわった(写真=右)。タッチパッドもボタン一体型ではなく、押しやすさに配慮し、左右のボタンを独立して搭載している
バックライトキーボードはパームレスト内蔵の近接センサーにより、手を近づけるとじんわりと光り出す(写真=左)。11個のLEDでキーボード全体をムラなく点灯させる(写真=右)。キートップにも透過性の高い素材を使うなど、視認性向上に努めた
ユーザーの快適な使用環境をサポートする同社独自の「ヒューマンセントリックエンジン(HCE)」を搭載。環境光センサーで周囲の明るさに合わせて、バックライド輝度を最適化する「自動輝度調整」機能はもちろん、RGBセンサーで周囲の色温度を計測し、目の色順応に応じて画面の色温度を自動調整する「インテリカラー」機能も持つ。白熱灯など色温度が低い環境では暖かい色味になる(写真=左)。白昼色の蛍光灯など色温度が高い環境では、青みがあるスッキリした色味に変化する(写真=右)
加齢の影響で変化する視覚特性に合わせて、年齢層に最適な画面の色味に自動調整する「あわせるビュー」。60歳以降は目の網膜に青色が到達しにくくなるため、青みを強調することで最適な色味を再現する(写真=左)。あわせるビューをオフにすると、オンにした状態ほど青い表示ではないことが分かる(写真=右)。ちなみに液晶ディスプレイの表面はハーフグレア仕上げだ
キーボード上部の「MODE」ボタンで「あわせる設定」を切り替えられる。HCEの設定メニュー(あわせる設定ユーティリティ)は、タスクバー上のボタンからアクセスできる(写真=左)。年代別の設定のほか、各機能を個別にオン/オフすることも可能だ(写真=右)。「あわせるボイス」では、高齢で聞こえにくくなる高音域を強調し、チャットなどの声を聞き取りやすくする
富士通と提携するオンラインサービスを特典付きで楽しむことができ、サービス使用開始時の登録作業を電話やリモート操作でサポートする専用ダイヤル(利用回数/利用期限なし)も利用できる(写真=左)。同社が提供する大人向けのSNS「らくらくコミュニティ」は、Windowsのスタート画面にショートカットが用意されている(写真=右)
紙焼き写真やはがきをJPEG画像に変換してCD-Rなどで納品する同社の「My Cloud 思い出フォトサービス」は、初回限定で50枚無料になる特典が付いている(写真=左)。「自分史」や「旅のしおり」などを作成できるOfficeテンプレートも提供する。こうしたGRANNOTEの特典を生かした利用シナリオの例(写真=右)

富士通 FMV LIFEBOOK AH

オマケ――富士通は8型Windowsタブレットを出さないのか?

 なお、説明会後に永田氏へ8型Windowsタブレットの投入予定があるかを質問したところ、「具体的な予定は話せないが、Windowsタブレットは今後の伸びが期待できるため、さまざまなバリエーションを検討している。楽しみにしてほしい」との回答だった。春モデルはこの2機種以外に新シリーズを投入しないとのことなので、もし登場するにしても夏モデル以降になるだろう。

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