デジタルハイエンドシリーズとしてはもう1つ、アスペクト比21:9の34型曲面ディスプレイ「3415W」も投入している。競合製品では、LGが「34UC97-S」をいち早く投入しているが、デルの3415Wは税込み10万9980円と3万円近く安い。
主なスペックは、解像度が3440×1440ピクセル(109ppi/60Hz)、輝度300カンデラ/平方メートル、コントラスト比200万:1(ダイナミックコントラスト)、応答速度は5ms(GtoG)など。IPS方式のパネルを採用し、上下178度/左右172度の視野角を確保するほか、色域はsRGBカバー率99%をうたう。インタフェースは、HDMI 2.0、Mini DisplayPort、DisplayPort(入力×1、出力×1)、MHL、オーディオ出力、USB 3.0×2(アップストリーム)、USB 3.0×4(ダウンストリーム)。このほか、前方5度〜後方21度のチルトとスイベル、115ミリの昇降機構を備える。
河田氏は曲面パネルによって、画面中央から画面端に視線を移した際、フラットパネルに比べて目の焦点距離の差が小さくなるため、負担が小さいとメリットをアピール。「手前にカーブしているので違和感なく横長の画面が使えるはず」と話し、シネマスコープサイズ(2.35:1)に近い21:9のワイド画面は、映画鑑賞やトレーディング、ゲームなど様々なシーンに活用できるとした。
最後はプロフェッショナルシリーズに追加された27型モデル「P2715Q」と24型モデル「P2415Q」の2製品を紹介しよう。いずれも3840×2160ピクセル表示に対応した4K対応モデルで、ともにsRGBカバー率99%の広色域を実現している。最大の特徴はそれぞれ6万9980円/5万4980円という圧倒的な価格競争力だ。
また、価格を大幅に引き下げるだけでなく、28型の従来モデル「P2815Q」と比較して、IPSパネルによる広視野角(上下178度/左右178度)や60Hz駆動に対応するなど大幅にスペックアップが図られているのもポイントだ。インタフェースは共通で、Mini DisplayPort、DisplayPort(入力×1、出力×1)、HDMI(MHL)、USB 3.0×3、オーディオ出力など。
主な仕様は以下の通り。
P2715Q/P2415Qの主な仕様 | ||
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製品名 | P2715Q | P2415Q |
ディスプレイサイズ | 27型 | 23.8型 |
最大解像度 | 3840×2160ピクセル(60Hz) | 3840×2160ピクセル(60Hz) |
アスペクト比 | 16:9 | 16:9 |
輝度 | 50〜350カンデラ/平方メートル | 50〜300カンデラ/平方メートル |
色域 | sRGB 99% | sRGB 99% |
表示色 | 10億7400万色 | 10億7400万色 |
視野角 | 178度/178度 | 178度/178度 |
応答速度 | 6ms(高速モード)/9ms(通常モード) | 6ms(高速モード)/8ms(通常モード) |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 640.74×203.8×423.86〜538.86ミリ | 566.64×205×369.53〜499.53 |
なお、今回発表された4製品はすべて12月12日に発売されるが、一部オンライショップや量販店で11月27日より先行予約販売を開始。12月中旬以降に出荷される予定だ。また、12月14日と15日に、JR秋葉原駅の電気街口改札内イベントスペースで実機を展示したタッチ&トライイベントも行われる。こちらは先着2000名に“暖かい特別ギフト”が配布されるとのことだ(イベント公式サイトにはフラワーソープローズとある)。
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