　Surface 3の発売を記念し、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaにおいてイベントが開催された。イベントには日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏、ソフトバンクモバイル専務取締役のエリック・ガン氏、ヨドバシカメラマルチメディアAkiba 店長の御代川忍氏が登壇し、それぞれの立場でSurface 3への思いを語った。

イベントに登壇した樋口泰行氏（写真＝左）、エリック・ガン氏（写真＝中）、御代川忍氏（写真＝右）

　最初に登壇した樋口氏は、「（Surface 3の）予約を開始してから、我々（日本マイクロソフト）もびっくりするぐらいの数の予約を頂いている」とし、予約段階からSurface 3が順調な滑り出しであることを示唆。その理由として、「タブレットぐらい軽くて、薄くて、PCとして使えるといいね、というのが出た」ことを挙げた。

　また、「ちょっと細かいことだが、Surface 3から（背面に）Microsoftのマークが付いた。何か果物のマークが付いたもの（タブレット）もあるが、見飽きましたよね」と発言し、取材に訪れた報道陣や、周囲の観客の笑いを誘っていた。

「これからは、この（Microsoftの）マークでマーケティングをやっていく予定。売って売って売りまくります」と語る樋口氏

　雨が降るなか始まったイベントだが、エリック氏が登壇する頃、一度やんだ。それを受けてエリック氏は、「私は香港の出身だが、（香港では）雨は良いこと。風水の『水』は良いことで、そんな日に発売できて本当に良かった」と、発売の喜びを表現した。

　その上で、「我々は今まで『Pocket WiFi』（モバイルルーター）とパソコンのセット販売をやってきたが、よくよくお客さまの声を聞いてみると、（モバイル通信機能が）内蔵されているパソコンが（欲しいという要望が多かった）」と、改めてSurface 3をY!mobileブランドで取り扱う背景を説明した。

　Surface 3の4G LTEモデルは、先述の通り、日本ではソフトバンクモバイルが独占的に扱うが、回線契約とセットで購入する必要はない。そのことを踏まえ、「Y!mobileでは、（回線契約付きで購入すると）いろいろな特典を用意している。（スマホLプランで契約すると）月額基本使用料が最大3カ月間無料など、7月末までに購入するとおトクなキャンペーンもあれば、（頭金なしで、無金利の）割賦販売も用意している」と、Y!mobileの回線契約とセットで購入することの強みをアピールした。

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Y!mobileの回線契約とセットで購入することのメリットを熱弁するエリック氏

　ヨドバシカメラでは、初代の「Surface RT」「Surface Pro」からSurfaceシリーズの製品を取り扱っている。御代川氏は、「（新しいモデルが出るたびに）毎回毎回、注文（予約）の数に驚かされる次第。今回も多くのお客さまから事前にご注文をいただいている。今も、多くのお客さまがイベントブース、マイクロソフトのブースに来ている」と、Surface 3人気に期待していることをにじませた。

「ぜひ、（Surface 3）店内で触って、スピードを体感してほしい」と語る御代川氏

　イベント後、店内のSurface 3の展示コーナーが報道陣に公開された。展示自体は、発売前から行われていたが、発売日ということもあり、多くの人がSurface 3について係員や店員に質問する姿が見受けられた。

係員に話を聞きながら、Surface 3を体験する客

　筆者も、取材終了後、PCや携帯電話にあまり知識がないふりをして係員の説明を聞いてみた。途中経過は割愛するが、「ストレージ128Gバイトモデルなら、メインメモリが4Gバイトあって、動作も快適ですよ」と言われ、気付いたら回線契約とセットでSurface 3の128Gバイトモデルを購入していた。今後、何らかのかたちでレビューできれば、と思っている。