アプリには、パパラッチくんと連携するさまざまな撮影モードが用意されている。1つの顔を追尾する「シングルモード」、2つ並んだ顔を追尾する「カップルモード」、そして複数人の顔を認識して追尾する「自動モード」の3つに加えて、パノラマ写真が撮れるモードや動画撮影モードも備えている。ちなみに筆者はシングルだ!
まずは基本となる、顔を追尾するモードを試してみよう。画面内に人物の顔を認識すると、赤い枠が表示される。そのまま2秒ほど(変更可能)動かずに静止すると、セルフタイマーのカウントが始まり撮影される仕組みだ。
顔認識された状態で顔を動かすと、スタンドが回転してしっかり追尾してくれる。動作時はモーターの動作音が聞こえるが、動きはスムーズで申し分ない。使い方としては、あらかじめテーブルなどにパパラッチくんを設置しておき、写真を撮りたいときにカメラの前へ顔を出せば、構図を微調整して勝手に撮影してくれるといったところか。
被写体は特に意識しなくても、顔が静止した状態になれば自動でシャッターが下りるので、自然な表情を撮影するのにも向きそうだ。わざわざスマートフォン片手に腕を伸ばして撮影する必要がないのはとてもスマート。宴会の場では物珍しさも手伝って楽しく写真が撮影できる。
パノラマモードは、スタンドが回転しながら写真を連続的に撮影することでパノラマ写真をハンズフリーで撮影できるモードだ。設定では180度モードと360度モードの表記があるが、筆者の環境で実際に撮影できた画角は、180度モードで約100度、360度モードでは約270度ほどだった。周囲を完全に収められるわけではないが、パノラマ写真の雰囲気は出ている。
付属のリモコンを使えば、本体のマニュアル操作も可能だ。十字キーでパパラッチくんを自由に操作できるほか、リモコンを追尾するIRモードも備える。アウトカメラを利用している場合はデジタルズームも可能なので、画角やシャッターのタイミングにこだわりたい時はリモコンを利用するといいだろう。
パパラッチくんと付属リモコンは、どちらもMicro USBで内蔵バッテリーに充電することでケーブルレスにて利用できる。また、充電しながらの使用も可能なので、宴会中にテーブルの上に放置する場合でも、モバイルバッテリーなどを接続しておけば電池切れの心配はない。
本体にはパパラッチくんを充電するMicro USBポートの他に、スマートフォンを充電できるMicro USBポートも備えている。つまり、パパラッチくんを充電しながらスマートフォンも同時に充電できるのだ。細かい使い勝手もしっかり追究されているのが好印象だ。
商品には専用のケースも付属しており、持ち運びもスマート。これからの忘年会シーズンに向けて、スマートフォンのカメラと組み合わせて使えるちょっと変わったガジェットを求める人は注目の製品だ。
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