iPhoneを分解するために生まれたロボット「Liam」思わず見とれてしまう

» 2016年03月22日 08時00分 公開
[ITmedia]

 米Appleは3月21日(現地時間)の「iPhone SE」発表イベントで、環境への取り組みを説明し、製品リサイクル施策の一環としてiPhone自動分解ロボット「Liam」を紹介した。

Liam iPhone自動分解ロボット「Liam」

 Liamは使用済みiPhoneを分解するために設計された工業用ロボット。年間120万台以上を分解できる。iPhoneのディスプレイを取り外し、センサーで部品を検出した後、ネジやSIMスロットのトレイ、ケースといったパーツを分解、部品内の素材を再利用するために分別を行う。具体例としては、iPhoneに内蔵されたバッテリーからコバルトとリチウム、カメラの中から金と銅、メインボードから銀とプラチナを取り出し、それぞれ再利用する。

Liam ディスプレイをベリッと剥がす
Liam センサーで内部のパーツを検出
Liam ドライバーでネジを外す。外されたネジはチューブをつたって分別される
Liam SIMスロットのトレイも器用に引っこ抜く
Liam バッテリーが外された状態
Liam カメラだけを挟んで分離
Liam メインボードも吸盤で取り外す
Liam それぞれの部品を分別し、リサイクルへ
Liam - An Innovation Story

 なお、Appleは同日、最大3万6000円割引の「iPhone下取りキャンペーン」およびリサイクルプログラム「Apple Renewプログラム」を開始している。

関連キーワード

iPhone | 分解 | Apple | ロボット | リサイクル | iPhone SE


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月18日 更新
  1. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  2. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  3. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  4. AI対応でCore Ultraよりも高いパフォーマンスをアピール! 企業PC向け「Ryzen PRO 8000シリーズ」登場 (2024年04月16日)
  5. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  6. Synology「BeeStation」はNASより便利な一面も 家族の“秘密”も守れるストレージ、共有リンクや写真管理もある (2024年04月16日)
  7. 「ASUS ZenScreen MB16QHG」は従来モデルの弱点を解消した高評価の16型モバイルディスプレイだ (2024年04月16日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー