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» 2018年01月25日 17時30分 公開

CES 2018:見た目変わらずいろいろ“進化”――第6世代「ThinkPad X1 Carbon」の注目ポイント (1/2)

「CES 2018」に合わせて発表された「ThinkPad X1 Carbon」の第6世代(2018年)モデル。第5世代(2017年)モデルから見た目の変化は少ないように見えるが、注意深く観察すると変更点が多い。

[井上翔,ITmedia]

 Lenovoの「ThinkPad X1 Carbon」は、その名の通りカーボンファイバー素材を使った薄型・軽量ノートPCだ。1月9日から12日まで米ラスベガスで開催された「CES 2018」に合わせて、その第6世代(2018年)モデルが発表された。

 その“見た目”は第5世代(2017年)モデルとあまり変わらないように見える。しかし、意外と変更点も多いので、簡単にまとめてみることにする。

(日本での発売は未定だが、日本語の製品情報ページは開設されている)

ThinkPad X1 Carbon(第6世代) ThinkPad X1 Carbon(第6世代)

ボディーカラー:第5世代同様「ブラック」「シルバー」 ブラックは“ロゴ”に注目

 ThinkPadといえば「黒いボディー」というイメージを持つ人も多いと思う。しかし過去には「ThinkPad 330C/330Cs」や「ThinkPad i Series」など、“黒くない”ThinkPadもいくつか登場している。

 「一部の市場で強い要望があった」(関係者)ことから、X1 Carbonでは第5世代で「シルバー」モデルが登場した。第6世代も引き続き、ブラックとシルバーの2色をラインアップしている。

 一見すると第5世代と全く変わっていないように見えるが、画面ベゼルの印字が灰色から黒系の色となり目立たなくなった。また、天板にあったLenovoロゴがなくなり、変わりに「X1」ロゴが印字されるようになった。画面ベゼルの印字はさておき、X1ロゴについては以前のLenovoロゴよりも目立つため、ユーザーによって評価が分かれそうだ。

シルバー 「一部の市場で強い要望があった」シルバーカラーは第6世代でも引き続き採用。画面ベゼルの印字は黒系の色となり目立たなくなった
X1ロゴ 液晶天板には「X1ロゴ」が印字される。第5世代のLenovoロゴは目立たなかったが、X1ロゴは赤色も使われていることから目立つ。ここは評価が分かれそう

 ブラックモデルではさらに、「ThinkPad」ロゴやヒンジのカラーが黒系の色に変更されている。「ダークブラック」を称する今世代のブラックモデルは、「黒はより黒く」(関係者)することで「プレミアム感の向上を狙った」(同)という。

ブラックのThinkPadロゴ ブラックモデルでは、ThinkPadロゴが黒系の色に変更され……
ヒンジも黒系に ヒンジも黒系の色となった

ディスプレイ:「タッチ」や「HDR」を選択可能

 第5世代のX1 Carbonのディスプレイは「フルHD(1920×1080ピクセル)のIPS液晶」か「WQHD(2560×1440ピクセル)のIPS液晶」の2択で、タッチセンサー付きの構成は選択できなかった。

 これらに加えて、第6世代では「フルHDのタッチ対応IPS液晶」と「WQHDのHDR(ハイダイナミックレンジ)対応液晶」を選択できるようになった。前者については「クラムシェルモデルでもタッチ操作のニーズがある」(説明員)ことから選択可能にしたという。

 後者はHDR規格として「Dolby Vision」に対応し、Adobe RGBの色域を100%カバーしているという。最大輝度も1平方メートル当たり500カンデラ(500nits)と通常の液晶パネルよりも明るくなっている。

 「広い色域を持つディスプレイが必要なユーザーのために用意」(同)されたHDRディスプレイモデルだが、若干光沢が入った「ハーフグレア」パネルとなっている。ThinkPadで一般的に使われている非光沢(ノングレア)パネルではないので注意が必要だ。

HDR液晶 HDR液晶は若干光沢が入っている。通常の液晶と比べると表示は色表現は豊かだが、少し映り込みが起こりやすい

ドッキングステーション:USB Type-C端子とEthernet端子を活用して「復活」

 X1 Carbonでは、第2世代(2014年)・第3世代(2015年)モデルでは「OneLink(ワンリンク)」、第4世代(2016年)モデルでは「OneLink+(ワンリンクプラス)」というドッキングステーション用端子を持っていた。しかし、伝送速度の高い「Thunderbolt 3」端子を搭載したせいか、第5世代ではドッキングステーション用端子が廃止されてしまった。

 今回登場する第6世代は、フォームファクタ的には第5世代の“マイナーチェンジ”。ドッキングステーションも変わらず非対応……と思いきや、「ThinkPad Ultra Docking Station」という新型ドッキングステーションに対応している。

 ThinkPad Ultra Docking Stationは、本体左側面にあるUSB Type-C(Thunderbolt 3/DisplayPort)端子とEthernet拡張コネクターを使って接続する。イヤフォンマイク端子、DisplayPort端子×2、HDMI端子、アナログRGB(D-Sub)端子、USB 3.1 Type-A端子×4(うち1つはPowered USB対応)、USB Type-C端子×2、Ethernet端子を備えており、本体との着脱も簡単に行える。Ethernet端子は本体にあるコントローラーの信号をパススルーするので、MAC(物理アドレス)認証が必要な環境やUSB接続のEthernetアダプターをポリシー上使えない環境でも便利に使えるという。

 このドッキングステーションは第6世代X1 Carbonの他、「ThinkPad X280」「ThinkPad T480/T480s/T580」「ThinkPad L480/L580」にも対応する。

ThinkPad Ultra Docking Station ThinkPad Ultra Docking Station
接続部 対応するThinkPadとはUSB Type-C端子×2とEthernet端子で接続

 ドッキングステーション対応に伴い、第6世代X1 CarbonのEthernet拡張コネクターは第2・3・5世代モデルから形状が変わっている。これらのモデルで使っていたEthernetドングルは利用できないので注意が必要だ。

Ethernet拡張コネクター ドッキングステーション対応に伴い、Ethernet拡張コネクターの形状が従来から変更されている。従来機のドングルは流用できないので注意
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