目的地へのナビサービス、7割が“無料なら使いたい”

» 2009年03月12日 07時10分 公開
[ITmedia]

 三菱総合研究所とNTTレゾナントは3月11日、位置情報サービスの利用意向に関する調査結果を発表した。調査は2008年12月26日と同27日の両日、インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」で実施したもので、有効回答数は2077人。

 同調査によれば位置情報サービスのうち、最も利用者が多いのは「目的地ナビ」や「天気予報」といった「案内サービス」で24.1%だった。「今後利用したい」とする回答者を含めると65.5%に達するなど、位置情報サービスに対する期待が高いことが分かる。

 また、「クーポン配信」「周辺店舗検索」などの「広告・紹介サービス」についても、64.9%が利用しているか利用意向を示すなど関心が高い。子供や老人を見守り、緊急時に通報を行う「安全・安心サービス」は、現在の利用者は1.9%と少ないものの、「今後利用したい」という回答者を含めると59.5%となった。

 女性の利用や利用意向が高いのは、広告・紹介関連のサービスで、年齢層が高い回答者は安全・安心サービスの利用意向が高かった。

Photo 位置情報サービスに対する認識と利用意向

 目的地へのナビゲーションサービスは、「有料でも利用したい」という回答は10.8%にとどまったものの、「無料なら利用したい」という回答は72.7%にのぼった。また17.0%は「無料になり、広告がなくなるのであれば自分の位置情報を提供してもいい」と回答。19.4%は、「無料になり、位置情報がサービス改善のためにのみ使われるのであれば、位置情報を提供してもいい」と考えていることが分かった。

Photo 位置情報サービスの年代別の利用・利用意向

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年