調査リポート
» 2009年04月23日 11時04分 UPDATE

モバイルネットのヘビーユーザーは消費にも積極的――IMJモバイル調べ

IMJモバイルが、モバイルインターネット利用者の生活や消費に関する動向の調査結果を発表。ネットを利用する時間の長さに応じて、異なる傾向がみられた。

[ITmedia]

 IMJモバイルは4月22日、「モバイルユーザー動向定点観測2009」の結果を発表した。調査は2月9日から同11日まで15歳から49歳の携帯電話保有者を対象に実施したもので、有効回答数は500人。

 同調査では、モバイルでのネット利用時間により「ヘビーユーザー」「ミドルユーザー」「ライトユーザー」の3種類に分け、利用動向にどのような違いがあるかをまとめている。なお、1日のモバイルネットの利用時間が1時間以上のヘビーユーザーは全体の約2割、10分から1時間のミドルユーザーが約4割、10分未満のライトユーザーが約4割となっている。

モバイルネットのヘビーユーザーは“消費に積極的”

 ヘビーユーザーに、自身の消費行動について当てはまるものを選択してもらったところ、「値段をよく比較する」が63%で最多となり、「衝動買いをよくする」が53%、「中古品でも気にしない」が43%でこれに続いた。「値段が高くても気に入れば買う」が39%、「予定より多く買い物をしてしまう」が30%と上位に挙げられていることからも、モバイルでのネットの利用時間が長いヘビーユーザーは、消費に対して積極的な様子がうかがえる。

 また、情報に対する意識や行動について、自身に当てはまるものを選択してもらうと、「携帯電話はなくてはならない」という回答が80%と最も多く、次いで「インターネットによって生活が豊かになった」が51%、「テレビはつけたままである」が49%と並んだ。また、普段関心のある情報について聞くと、「音楽」が75%、「食べ物・料理」が60%、「ファッション」が59%となり、さまざまな情報に対して関心度が高く、広く情報に接していると推察される。

 ヘビーユーザーが接触しているメディアは、「テレビ」が99%で最も高く、次いで「雑誌」が86%、「読書」が78%となった。PCのネット利用は7割にとどまったことから、モバイルヘビーユーザーはPC代わりに携帯電話でネットを利用しているとみられる。PC、モバイルそれぞれのサイト閲覧頻度については、PCサイトを「ほぼ毎日」閲覧しているという回答が29%なのに対して、携帯サイトは93%と大きく上回っている。

 ヘビーユーザーにとって、モバイルはどのような存在であるかを聞くと、「暇つぶし」が90%で最多となり、「コミュニケーションツール」が78%、「検索ツール」が75%で続いた。なお、ヘビーユーザーの66%が有料コンテンツを利用しており、支払っている1カ月の料金は「1000円以上」とする回答も22%にのぼった。

“信頼できるものを好む”ミドルユーザー

 これに対して携帯電話のミドルユーザーは、消費行動に関して「値段をよく比較する」が70%で最多となり、「親切な店員がいることは重要」が47%、「多少高くても良いものが欲しい」が39%と続いた。「衝動買いをする」が25%とやや低いことや、「ブランド品にはそれなりの良さがある」が36%、「1つのブランドを使い続ける」が24%と比較的高いことから、消費に対して慎重で、信頼のおけるものや店を好む傾向があると推測している。

 情報に対する意識や行動については、「携帯電話はなくてはならない」という回答が68%で最も高く、次いで「テレビはつけたままである」が49%、「インターネットによって生活が豊かになった」が46%となった。

 接触しているメディアは、「テレビ」が97%で最多となり、以下「PCネット」が84%、「読書」が83%。ミドルユーザーはPCとモバイルのネットを上手く使い分けているとみられる。PCとモバイルそれぞれのサイト閲覧頻度は、PCを「ほぼ毎日」閲覧しているミドルユーザーが52%、モバイルは72%で、モバイルの方がやや頻度は高いものの、PCとモバイルどちらも利用している人が多いことが分かる。

 ミドルユーザーにとってのモバイルは、「コミュニケーションツール」であるという回答が75%で最多となり、次いで「暇つぶし」が74%、「検索ツール」が60%となった。なお、有料コンテンツを利用しているユーザーは約半数で、1カ月の支払い金額は「500円以下」が21%で最多となった。

ライトユーザーは“ものにこだわるタイプ”

 ライトユーザーでは、消費行動に関して「値段をよく比較する」人が57%、「多少高くても良いものが欲しい」が42%、「高くても気に入れば買う」が39%となっており、消費に積極的ではないものの、ものに対するこだわりは高いようだ。

 なお、情報に対する意識や行動については、「テレビはつけたままである」が51%、「携帯電話はなくてはならない」が51%で上位を占め、次いで「商品の特徴を説明した広告が好き」が46%と続いた。

 ライトユーザーが接触しているメディアは、「テレビ」が95%で最多・以下「PCネット」が82%、「新聞」が76%となった。ネットは主にPCで利用し、また新聞から情報を得ているユーザーも多いことが分かる。モバイルサイトを「ほぼ毎日」閲覧しているという回答が21%なのに対し、PCサイトが60%と大きく上回り、ライトユーザーはPCサイトを積極的に活用していると言えるだろう。

 ライトユーザーにとってのモバイルは、「コミュニケーションツール」という回答が76%で最多。そのほか「暇つぶし」が47%、「生活に密着している実用的なツール」が41%で続いた。「コミュニケーションツール」が他を圧倒して多いことから、通話やメールといったモバイル本来の機能をよく利用している模様だ。なお、有料コンテンツを利用している割合は47%で、1カ月の支払い金額は「500円以下」が21%で最多となった。

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