Professional Mobile
RSS

ニュース

eWEEK

MicrosoftのRIM買収は得策にあらず

MicrosoftのバルマーCEOが、Mobile World CongressでBlackBerryのメーカーRIM買収を発表するのでは、といううわさが飛び交っている。

 ネット上で報じられているところによると、米Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは、BlackBerryのメーカーであるカナダのResearch In Motion(RIM)の買収に関心を持っているようだ。だがこの買収には大きな障害も予想される。

 「All Things Digital」ブログの2月8日付の記事によると、バルマー氏は「これまでに何度もRIM買収に関心を示した(しかしPalmにはまったく関心を抱いていない)」らしい。この情報は、Microsoft社内の関係者から得たものだという。この記事を受け、スペインのバルセロナで開催のMobile World Congressにおいて、Microsoftは2月15日に予定されている記者会見でRIMの買収を発表するのではないかとの憶測がネット上で広がっている。

 しかし、RIM買収の可能性に対して否定的な見方をするアナリストもいる。

 米調査会社BroadPoint AmTechのアナリスト、マーク・マッケニー氏は2月11日付の調査メモで「MicrosoftはRIMの買収に関心があるのではないかという憶測がしきりに流れているが、われわれはその可能性は低いとみている。Microsoftの短期的な関心事は、近くリリースされるWindows Mobile 7プラットフォームへの支持を獲得することだ」と述べている。

 マッケニー氏によると、RIM買収に対する賛成論として「企業市場におけるRIMの支配的地位を、MicrosoftがExchangeビジネスを拡大するために利用することができ、会員数が1億人に到達すれば約50億ドルの継続的収入につながる」という議論がある。このような買収であれば、モバイル市場でGoogleとAppleに対するMicrosoftの競争力が高まる可能性があるという。

 「しかしRIMは買収を阻止しようとすると予想されるため、これは敵対的な買収にならざるを得ないだろう。加えて、RIMのOSはWindows環境に移植するのが難しいと思われるため、Microsoftにとってはさらに苦しい“終盤戦”になるだろう」とマッケニー氏は付け加える。RIMを買収すれば、Microsoftがこれまで行ってきた買収の費用が無駄になる可能性もある。これは半端な金額ではない。

 米調査会社comScoreによると、2009年9月から12月にかけてモバイル分野におけるRIMとMicrosoftの市場シェアはそれぞれ1ポイント減少し、RIMのシェアは41.6%、Microsoftのシェアは18%になった。一方、GoogleとAppleはともにシェアを拡大した。

 この数週間、MicrosoftがMobile World Congressにおいてスマートフォン関連で大きな発表をする予定だという報道が流れている。同社がモバイルOSの次期版「Windows Mobile 7」、もしくはWindows Mobile 6.5を大幅に改良したバージョンを発表するのではないかというのが大方の予測だ。Mobile 6.5は昨年10月にリリースされた

 Windows Mobile 6.5は、Google、Apple、RIMとの厳しい競争にさらされてきた。Microsoftはモバイル戦略の一環として、AppleのApp Storeに対抗する「Windows Marketplace for Mobile」を昨年10月に立ち上げた。Windows Marketplaceには、サードパーティー開発者がWindows携帯端末用のモバイルアプリケーションを登録できる。開設当初は、米国市場のMobile 6.x搭載スマートフォン向けに246本のアプリケーションが登録されていたが、その後、登録アプリケーションの数は718本に増えた。これに対し、AppleのApp Storeでは昨年、アプリケーション数が10万本以上に増加した

 一方、RIMはエンタープライズ市場とコンシューマー市場でのシェアを死守すべく、「BlackBerry Bold 9700」などの新機種を投入した。同製品はBlackBerry Bold 9000のデザインを改良したバージョン。さらに同社は「BlackBerry OS 5.0」も宣伝している。RIMによると、同OSではブラウザ動作が高速化されたほか、入力精度と選択機能が改善されたという。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

原文へのリンク

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.

Special

FEATURES


仕事に役立つAndroidアプリはここでチェック!「仕事アプリナビ」
日々の仕事をサポートするAndroidアプリをカテゴリー別に紹介するサイト「仕事アプリナビ」がオープン。


特集:“位置情報連携”で進化する、モバイルサービスの今とこれから
ケータイへの搭載が本格化し始めたGPS機能が、モバイルサービスを新たなフェーズへと向かわせている。ユーザーが肌身離さず持っているケータイに位置情報が連携することでどんな新サービスが生まれ、それが人々の生活をどう変えていくのか。

Special

スマートフォン

「Android」「Windows Mobile」「iPhone」の
最新記事をピックアップ

news013.jpg
現場の生きた情報、リアルタイムに報告――スマホでフィールド業務を変える「Field Plus」
いかに速く、いかに簡単に“現場の生きた情報”を報告できるようにするか――。エス・ケイのField Plusは、こんな思想で開発されたフィールド業務向けのクラウドサービス。スマホを活用したリアルタイムな情報収集は、手間やコストの軽減が見込めるほか、素早い経営判断にもつながるという。

契約者数

現在の携帯契約数(1月末)
NTTドコモ 5971万0200
(2in1:30万8000)
au 3447万9000
ソフトバンク 2806万1900
(DN:2万4700)
イー・アクセス 380万0000
(12月末)
携帯累計 1億2605万1100
(イー・アクセス含む)
ウィルコムPHS 435万9200
携帯・PHS累計 1億3041万0300
(イー・アクセス含む)
UQコミュニケーションズ 188万3900

Web閲覧端末数/MNP利用状況

Web閲覧端末数
iモード/spモード 5168万0400
EZweb/ISNET 2816万8100
Yahoo!ケータイ 2152万9000
EMnet 非公開
累計 1億0137万7500
MNP利用状況(差し引き 1月末)
NTTドコモ −9万9300
au 5万3300
ソフトバンクモバイル 4万6000
イー・アクセス 非公開

Pick Up! ホワイトペーパー

  • ビデオ会議はパーソナル・タブレットと相互接続の時代へ
     従来のビデオ会議は、会議と名のつく通り会議室同士だけのために存在していました。 近年、ビデオのマーケットはビジュアルコミュニケーションという大きな括りとなり、パーソナル型やスマートフォン、タブレット端末でも活用されるようになりつつあります。 シスコシ...
  • スマートフォンのセキュリティ対策は本当に必要なのか
     スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスの急速な普及に呼応するように、スマートデバイスを標的にしたマルウェアが多数発見されるようになった。だがこうしたマルウェアは脅威ではないと考えるセキュリティ専門家は少なくない。 ユーザー企業は、スマート...
  • “使いやすさ”が大幅に向上! 多様なIT資産を一元管理できる最新クライアント運用管理ツール
     ハードウェア/ソフトウェアのIT資産管理(Mac OSやLinux OSにも対応)、操作ログ管理、セキュリティポリシーの運用、クライアントのリモートメンテナンスなどを支援し、USBデバイスやネットワーク機器なども一元管理できる「SKYSEA Client View」。 同製品に搭載する各...
  • 技術者が見せる。Google Appsでの開発・実装例
     これまでにGBSに寄せられたグループウェア選択の際のお客様の注目点、ご要望から浮かびあがる2つのポイント「ワークフロー」「データ連携」。 Googles Apps(TM)は、これらにどのように応え、改善を実現したのか? 外部サービスの利用を最小限に絞り、Google Apps機能...
  • スマートフォン/タブレットの業務利用の新提案。簡単な設定で外出先から社内データベース照会が可能に。
     スマートフォンの業務活用方法としては、メールやグループウェアなどが一般的だが、販売・生産・経理などの社内の各システムの既存データベースを自由に社外から活用できる仕組みは多くはない。 Business4Mobileは、ツールの簡単な設定だけで、iPhone、iPad、Androidな...
  • イグアスが提供する災害・障害対策&スマートフォンソリューション
     「災害対策、『きちんと』ご対応済みですか?」◇IBMiの二重化によりダウンタイムを最小限に抑えるHAソリューション◇IBMiの遠隔へのバックアップを低コストで実現する災害対策ソリューション◇Windowsの二重化でダウンタイムを最小限に抑えるHAソリューション  「昨今...
  • クラウド時代におけるエンドユーザ目線によるWebサイトのパフォーマンス管理の必要性
    今日、顧客やビジネスパートナーとのやり取りをWebベースのアプリケーションインフラに実装している企業は増加している。これまで以上にインフラの階層やコンポーネントが増えるだけでなく、クラウドやCDNなど、データセンター外部のインフラとの連携も考慮すべき対象とな...
  • 自社に最適なグループウェアの選定ポイント
    市場には数多くのグループウェアが存在する。スケジュール管理やWebメール、ワークフローなどさまざまな機能が搭載され、現在ではASP形式で提供されたり、携帯電話/iPhoneなどのスマートフォンからもアクセス可能になるなど、その提供形態や利用シーンも多岐にわたる。企...
  • 安否確認、スマートフォン対応、変化し続けるユーザーニーズを解決する情報基盤とは?
     TechTargetジャパンの読者調査によると、企業における情報共有ツール利用の条件として、「エンドユーザーが使いやすい」「運用コストが安い」などが多く挙がった。前者の解決には、豊富が機能なのことはもちろんのこと、それらがユーザーにとって分かりやすい画面構成で...
  • 今すぐできる認証強化
     オンラインサービスの提供や、事業継続およびビジネス推進を目的としたリモートアクセスの提供が増加するなか、不正アクセスによる情報や金銭詐取が相次いで発生しており、認証強化が重要な課題となっている。 しかし、常に課題になるのは、セキュリティ強化と利便性の...