電子情報技術産業協会(JEITA)は1月12日、2010年11月の携帯電話・PHS国内出荷台数を発表した。携帯電話とPHSを合わせた移動電話の出荷台数は、前年同月比101.2%の317万5000台となり、2カ月ぶりに300万台を突破した。
携帯電話の出荷台数は、前年同月比99.1%の306万台と、ほぼ前年並みで推移。PHSは前年同期比230.9%の11万5000台を出荷し、4カ月連続のプラスとなった。
なお移動電話の出荷台数は、11月までの累計で前年比107.8%とプラスを維持しており、JEITAでは「今年度に入って市場に下げ止まり感がでてきている」と分析。市場回復の度合いを判断するため、年末商戦から春商戦に向けた出荷動向を注視していく必要があるとした。
商戦期のはざまで4カ月ぶりに前年割れ――JEITA10月携帯出荷台数
2カ月連続前年同月超え 「若干の回復傾向が見られる」――JEITA8月携帯出荷台数
2010年ケータイ夏の陣、出足は前年割れ――JEITA 6月携帯出荷台数
夏商戦目前、6カ月ぶりに300万台超え――JEITA 5月携帯出荷台数
前年同期を上回るも「楽観できない状態」――JEITA 4月携帯出荷台数
春商戦目前、わずかに300万台に届かず――JEITA 2月携帯出荷台数
商戦期の谷間、300万台超えは遠く――JEITA 1月携帯出荷台数Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.