Texas Instrumentsは6月2日、1.8GHz駆動のモバイル向けデュアルコアプロセッサ「OMAP4470」を発表した。45nmプロセスルールで製造され、2012年前半に市場投入される予定。Android、Linux、さらに将来提供されるWindowsの新バージョンにも対応する。
ARM Cortex-A9 MPCoreを2つ搭載し、現行の1GHzプロセッサ「OMAP4430」と比較してWebブラウジング性能が80%向上している。GPUとしてImagination Technologies Groupの「POWERVR SGX544」を採用し、グラフィック性能はOMAP4430の2.5倍となった。DirectX、OpenGL ES 2.0、OpenVG 1.1、OpenCL 1.1をサポートする。また、QXGA(2048×1536ピクセル)までの解像度に対応し、3台までのディスプレイ表示が可能だ。メモリはデュアルチャネルの466MHz LPDDR2を採用する。
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