シニアの7%がスマートデバイス活用、平均接触時間はPCを下回る調査リポート

» 2011年08月22日 19時53分 公開
[エースラッシュ,ITmedia]

 gooリサーチが60歳以上のモニターを対象に行った調査から、7%がスマートデバイス(スマートフォン、タブレット端末)を利用していることが分かった。8割超がアプリのダウンロード実績があるが、平日の平均接触時間は0.5時間と、PCの3.2時間を下回っている。

 調査によると、普段よく利用している情報端末はテレビ(87.0%)がトップで、固定電話(73.3%)、従来型携帯電話やPHS(70.2%)と続く。従来型の情報端末は利用率が高いが、最近のデジタル情報端末はスマートフォンが4.7%、タブレット型端末が2.4%と1割未満にとどまった。

 スマートフォンユーザーは86.1%がアプリをダウンロードしており、38.9%は有料アプリも利用している。タブレット端末ユーザーはダウンロード率が80.0%、有料アプリは47.0%と、タブレット端末ユーザーのほうが有料アプリのダウンロード率が高かった。

 平日の平均接触時間は、PCが3.2時間でトップとなり、テレビ(3.1時間)がこれに続いた。両メディアは5時間以上の長接触ユーザも多い傾向にある。タブレット端末の平均接触時間は0.9時間で、1時間未満(67%)と1〜2時間(21%)が全体の9割弱を占めている。

Photo 普段よく利用している情報端末
Photo アプリのダウンロード状況。左がスマートフォン、右がタブレット端末
Photo 平日のメディアへの平均接触時間

 普段利用するインターネットサービスについては、オンラインショッピング(69.3%)が最も多く、以下、検索エンジン(66.3%)、オンラインバンキング(45.7%)と続く。ソーシャル系サービスに関しては、ブログが21.1%、mixiやFacebookなどのコミュニティサイトが10.4%、twitter などのミニブログが7.8%となった。

 メディアの信頼度に関する調査では、新聞(85.2%)の信頼度が最も高く、ラジオは73.5%、テレビは69.5%となった。信頼していないメディアはテレビ(9.4%)が最も多く、次いで本・雑誌(9.1%)、インターネット(8.7%)となっている。


 この調査は、gooリサーチが60歳以上のモニターを対象に行った調査の結果をまとめたもので、有効回答数は8393人(男性76.6%、女性23.4%)。

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