KDDI、中小企業のスマホ導入支援に本腰――固定とクラウド、セットで安価に

» 2012年01月25日 13時26分 公開
[ITmedia]

 KDDIは1月25日、中小企業のスマートフォン導入を支援するサービスを発表した。選べる端末(iPhoneやAndroid、Windows Phone)、選べるネットワーク(固定網と無線網)を生かしたサービスを提供し、幅広い法人顧客の獲得を狙う。

 4月1日から提供する「ベーシックパック」は、中小企業がスマートフォンを業務で活用する際に必要となるビジネスアプリやサービスをパッケージ化し、月額390円/1IDで提供するもの。契約すると、OSレベルで端末を保護するセキュリティサービス「KDDI 3LM Security」、暗号化やセキュリティチェックに対応した10Gバイトのオンラインストレージサービス「KDDI ファイルストレージ」、スケジュールや設備予約、掲示板などの業務サービスを提供する「KDDI Knowledge Suite」、クラウド上で名刺を管理できる「KDDI 名刺バンク」、1人あたり3Gバイトのメールボックスを使える「KDDI ビジネスメール」を利用できる。

 また、4月1日から中小企業向けFTTHサービス「auひかりビジネス」も開始。上り/下り最大300Mbpsの高速インターネット回線を月額基本料金8295円で提供する(IP電話4ch、固定IP4個)。

Photo ベーシックパックの提供サービス。1万3335円相当のサービスを月額390円で利用できる(画面=左)。中小企業に最適化したFTTHサービスも提供する(画面=右)

 さらに、auのスマートフォンとKDDIが指定する企業向け固定通信サービス、ベーシックパックを合わせて申し込むと、1台あたりのスマートフォンの利用料金を最大2年間1480円割り引く「スマートバリュー for Business」も提供する。同サービスでは法人顧客専用のスマートフォン問い合わせ窓口やWebによるサポートも提供し、サービスや端末の使い方が分からない場合に対応するという。

 スマートバリュー for Businessが適用される固定通信は「auひかり ビジネス」「au ひかり ちゅら ビジネス」「KDDI 光ダイレクト」。適用条件は、同一法人名義で「IS フラット」「プラン F(IS)シンプル」「プラン F(IS)」の料金プランに加入することで、割引対象となるのはベーシックパックを利用しているスマートフォン。なお、2年経過後の割引額は980円となっている。

Photo スマートフォンと固定回線、クラウドサービスに申し込むと、スマートフォンの月額利用料が1480円(最大2年間)割り引かれる(画面=左)。法人向けのスマートフォン専用サポートデスクも用意する(画面=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  4. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  5. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  6. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年