――寄付文化に入りやすい仕組みとして、CAMPFIREには寄付した見返りとして何かを受け取る「リターン」があるのが特徴的です。これはどのように発想したのですか。
サービスを始めた当初、お金を出す側もお金を集める側も、金融知識がそれほどない中でどう資金を集める仕組みを作ったらいいだろう、と考えました。そのときに、何かしらプレミアムなリターンを「買う」形で応援する仕組みにしたら、シンプルかつ立ち上げやすいんじゃないかと思ったんです。
ある意味、先払い型のECみたいなものですよね。「購入型」といわれるクラウドファンディングの手法(編注:支援者は金銭以外のモノやサービスといったリターンを受け取れるのが特徴。金銭的リターンである分配金や株を受け取れる「投資型」とは異なり、売買契約に基づいた商取引に分類される)で、プロジェクトを経てできあがった商品や、体験をお返しする売買契約を通して資金を調達するモデルです。
「寄付する」という、何も見返りをもとめない支援が片側にあって、もう片方には利回りを追求する「投資」があるならば、この間のグラデーションが広がっていくことで、お金の流動性は高まると思うんです。ふるさと納税を例として考えても、地域を応援したいから寄付をするのでも良いし、リターンとして送られてくる牛肉を食べたいから応援した結果、その地域のためになるでも良いと思います。
銀行に預けておくよりも、年間の利回り2%くらいの利潤で、なおかつ地域のためにもなるような「投資」と「寄付」の間のグラデーションを作っていきたいと思っています。
――20年4月、コロナが始まった際の単月流通額は、前年同月比4倍と、一気に局面が変わってきているようです
飲食店や、そこに商品を納入している生産者、ライブハウスや宿泊施設など、コロナで困られている方々を中心にクラウドファンディングを通してサポートできた結果、数字が伸びた感じです。ですので単純に伸びて良かったねという話ではなく、そこには大変な思いをされている方々がいたと感じています。
――手数料で収益を上げるビジネスモデルという観点では、過去最高益だったのでは。
手数料は、決済手数料込みで17%(クラウドファンディング手数料12%、決済手数料5%)ですが、流動的に変えています。例えば20年のコロナサポートプログラムなどはクラウドファンディング手数料12%を0%にしていたこともありました。コロナに限らず、災害などの突発的な出来事があった際にサポートできるプラットフォームでありたいと思っているので、その時々で流動的に手数料は変えています。
売り上げ自体は伸びていますが、収益という観点ではまだまだこれからです。また、従来の金融機関が対応できていない、新しいお金の流れを作る世界を実現するには、流通額でもまだ桁がいくつも足りないですね。
一人でも多くの方に一円でも多くお金がめぐる世界を実現していくために、まだまだ投資が必要だと感じています。
ホリエモンが明かす「民間ロケットとLinuxの共通点」 宇宙開発で今、切実に足りていない人材とは
ホリエモンが北海道で仕掛ける「宇宙の民主化」 地方創生のモデルケースとなるか
ホリエモンが北海道で仕掛ける「宇宙ビジネス」の展望――くだらない用途に使われるようになれば“市場”は爆発する
堀江貴文に聞く インターステラテクノロジズと民間宇宙ビジネスの現在地
堀江貴文氏「正直、機体の動作はパーフェクト」 インターステラテクノロジズ「ねじのロケット」が同社2度目となる宇宙空間の到達に成功
ホリエモンが斬る「ビットコインで大損した人たちを笑えない事情」
ホリエモンが「次の基幹産業は宇宙ビジネスだ」と断言する理由
堀江貴文氏「積み重ねが結果に結びついた」 インターステラテクノロジズ「TENGAロケット」が宇宙空間に到達
インターステラテクノロジズのロケット「えんとつ町のプペル MOMO5号機」、打ち上げ実施も宇宙空間に到達ならず
ホリエモンが政治家に頭を下げてまで「子宮頸がんワクチン」を推進する理由
インターステラ稲川社長が語る「SpaceXの偉業を支えた“天才技術者”」 民間による有人宇宙飛行成功の原点とは?
宇宙開発は製造業からインフラ・情報産業へ――インターステラテクノロジズとアクセルスペースが描く宇宙ビジネスの展望
インターステラが今夏に「ねじのロケット」を打ち上げ 花キューピットのバラを宇宙空間へ
ホリエモン出資のロケット「MOMO5号機」が5月2日に「打ち上げリベンジ」 新型コロナの影響で無観客打ち上げ
新型コロナで苦渋の決断――ホリエモン出資の宇宙ベンチャー・インターステラ稲川社長が“打ち上げ延期決定前”に明かしていた「人材育成と成長戦略」
ホリエモンとの出会いが人生を変えた――インターステラ稲川社長が語る「宇宙ビジネスの未来」
ホリエモン出資のロケットを開発、インターステラ稲川社長が目指す夢「早期に小型衛星ビジネスに参入」
ホリエモンが北海道“ロケットの町”で次の一手 「堀江流レストラン」開業に奮闘
僕の足を引っ張らない社会を作る――ホリエモンが演劇をアップデートする理由
超小型衛星4機を打ち上げ アクセルスペース中村友哉CEOが語る「民間宇宙ビジネスの未来」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング