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» 2017年05月30日 00時05分 公開

アウトドア“最強”スマートウォッチ、カシオ「PRO TREK Smart」と旅をしてみた山本敦の「体当たりッ!スマート家電事始め」(4/4 ページ)

[山本敦,ITmedia]
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Google Earthで旅の軌跡を振り返ってみた

 ロケーションメモリーの履歴データは時計の内蔵メモリーに保存される。時計の画面で履歴を呼び出して表示することもできるが、Googleドライブを介してGoogle Earthで展開できる「.klm」データとしてエクスポートしておき、PCの画面で見られるようにもなっている。

地図データのエクスポート機能にも対応。Google Earthで旅の移動記録を参照できる

 エクスポートの手順は「設定」から「KLMで出力」を選び、任意の日付で記録されているデータを選択。MacのGoogle Earthアプリでエクスポートしたファイルを読み込んでみると、旅行中に移動した道のりを振り返ることができて楽しかった。

 ただ、マークや音声メモも一緒にエクスポートができないのが残念だ。Google Earthに対応させるのが難しい情報なのであれば、表示はもっと簡易なものでもいいので、カシオオリジナルのビュワーアプリにも登場を期待したい。WSD-F20はカシオのデジタルカメラ「EX-FRシリーズ」とも連携ができるので、もしカメラで撮影した写真をビュワーの中にタグ付けることもできたら最高だ。

時計とスマート機能を上手にまとめたアウトドアギア

 今回はロケーションメモリーの機能を中心にチェックしたが、WSD-F20は時計としての操作感・装着感を高めつつ、スマート機能は上手にまとめた完成度の高いアウトドアギアであると実感した。

 そもそもGPSは時おり電波を安定してつかめないことがあるし、地図機能は画面サイズを考慮すればかえってスマホの方が見やすい場合もある。ただスマホを取り出せない場所でもさまざまな情報を確認できるのが時計のいいところだ。そのメリットを生かしながらアウトドアシーンでの使い心地を丁寧に磨いてきたスマートウォッチであることが、使い込むほどに伝わってくる。タッチパネルと物理ボタンによるインタフェースの反応は安定しているし、時計としてのハンドリングも冴えている。スマートウォッチは初めて使うという方にも、水濡れや衝撃による故障をある程度気にすることなくラフに扱えるタフネス設計が頼もしい。これだけのイノベーションを従来の腕時計サイズにまでコンパクトにできたことには敬意を表すべきだが、今度は“トラベルギア”に注力して、女性が手首に身に着けやすいもう一段コンパクトなスマートウォッチにもぜひチャレンジしてほしいと思う。

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