ネット普及で生まれた新しい英語表現ネイティブに伝わるビジネス英語(2/2 ページ)

» 2013年03月29日 08時00分 公開
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]
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プロモーション時に活用頻度の高い表現

 ここからは、いくつか例文を紹介します。

イベントの準備

  • This summary shows the five goals of the event. (こちらがイベント概要になります。)

 概要を手渡しながら「イベントの5つの目的がこちらの概要でお分かりいただけます」のような、具体的な説明を付け加えます。


  • I think we can do it in just three months. (準備期間は3カ月です。)

 「わずか〜でできるんですよ」というポジティブな言い回しです。


イベント人員の配置

  • I'd like you to be here to answer questions and help the attendees. (こちらで案内に回ってください。)

 仕事内容を「こちらで出席者の質問に答えたり手助けをしてほしいのですが」のように具体的に伝えます。


  • Do you think you could be a welcomer? (受付をお願いします。)

 Please ……は「何とかお願い」か、上から目線の「〜をやりなさい。分かった?」のような強いニュアンスの、どちらかに聞きとれる可能性があります。Do you think you could…? は相手の気持ちを考える依頼表現です。受付は、receptionistがよく使われますが、これはオフィスの受付を言うイメージの強い言葉です。イベントではよくwelcomerが使われます。


イベントの効果をアピール

  • This is a good opportunity to reach this audience. (このターゲット層に向けてのPRが可能です。)

 It's possible to ……が示唆する可能性は、せいぜい40%というところ。「このターゲット層を動かすにはよいチャンスです」がよいでしょう。


  • Based on a similar event last year, we think sales will increase by 3 percent. (売り上げが3%は上がるでしょう。)

 単なる自分の思い付きに見せないよう、we thinkだけの使用を避け、「昨年の同じようなイベントから考えると、売り上げは3%上がるでしょう」のように、based on……できちんと根拠を伝えましょう。


イベントの告知

  • We're looking forward to seeing you there. (皆さんぜひお越しください。)

 We're looking forward to ……「……を楽しみにする」は、「ぜひ来てほしい」という、こちらの気持ちがストレートに伝わる言い回しです。


  • For your convenience, the event will be held at the ABA Hall. (会場はABAホールになります。)

 単に情報を告げるだけでなく、For your convenience「皆さまの便宜を図りまして」などのひと言を添えるといいでしょう。


広告に関して

  • This magazine reaches our target audience. (この雑誌への広告を打ちましょう。)

 Let's ……は軽い提案であればOKですが、あくまでも軽いニュアンス。「この雑誌はわれわれのターゲットになる読者を動かせます」のように言えば明確に理由が伝わります。


  • We could also advertise on Facebook. (Facebookでさらに宣伝していきましょう。)

 仮定法We could...「〜することもできますよ」を使えば、単に「できる/できない」だけの話をするcanよりもやる気が感じられます。



 次回は、感謝の言葉や祝福する気持ちを表すときによく使われるフレーズを紹介します。

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