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アップルが提供を始めた「iSync 1.4」は2月18日の記事参照、なかなか素晴らしいシンクロナイズソフトだ。
米AppleでiSyncやiCalを担当するデイビッド・コンウェイ プロダクト・ライン・マネージャーは、「デバイス間の壁を超えたシンクロナイズをすること」だとビジョンを話す。
iSyncひとつで、カレンダーソフトiCalなどで管理しているMacintosh上のデータを、国内117種の携帯電話と同期。さらに「.Mac」というインターネット上のサービスとも同期が行える。「iPod」のカレンダー機能ともシンクロナイズさせられるのだ。同期の精度も、レコード単位ではなくフィールド単位──つまり、携帯で電話番号を追加し、Macintosh上でメールアドレスを追加して同期させても、両方の変更が反映される。
PDAを使ってきたユーザーにとっては当たり前の“シンクロナイズ”だが、昨今、携帯電話で電話番号を管理することが増える中で、情報がいろいろなデバイスに散乱している……。そんなユーザーが多いのではないだろうか。
携帯電話向けのシンクロソフトもいくつかあるし、富士通製のFOMAなどOutlookと同期できる端末もある。しかし、ほとんどの場合1対1のシンクロで、自分の持っている複数のデバイスでデータを共有するのは難しい。
こんなことが簡単に行えるiSyncは、情報管理に関心を持っているユーザーには待望のソフトだろう。
Macintoshユーザーなら。
シンクロナイズはできるだけ多くのデバイスでできるほど、効果が大きい。iSyncから同期できるデバイスにWindowsも含められたら、「デバイス間の壁を超えたシンクロナイズ」というAppleのビジョンにも一歩近づくことになるだろう。
もっともAppleはiSyncを無償で提供しており、コンウェイ氏は「シンクの体験はMacのみに」と話している。iTunesはWindows版が無償で提供されているが、これもiPodという稼ぎ頭のデバイスがあってこそ。「iTunesのことは言えないし、iSyncのビジネス展開も言えないが、Macでだけ体験できるものだ」とコンウェイ氏。
現在のiSyncの位置づけは想像がつくし、無償でも有償でもWindows向けの提供は難しいだろう。ただiTunesに対するiPodのように、iSyncが利用できるPDAをAppleが提供すればiSyncの立場も変わるかもしれない。現状のPDA市場を見ると、その可能性は皆無だとも思うが。
ともあれ、iSyncは素晴らしいソフトだ。だからこそ、Windowsも巻き込んだ形での展開を期待してしまうのだ。
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