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» 2004年12月10日 21時26分 公開

5分で分かる、今週のモバイル事情12月4日〜12月10日

「ツーカーS」のヒットによりツーカーは2年半ぶりの純増へ。ボーダフォンも新3G端末を投入し、巻き返しを狙う。

[斎藤健二,ITmedia]

ツーカー、2年半ぶりの純増〜ツーカーS貢献

 約2年半ぶりに、ツーカーグループが月間純増数で増加に転じた(12月7日の記事参照)。貢献したのは、極めてシンプルな携帯電話「ツーカーS」だ(12月7日の記事参照)

 液晶ディスプレイも備えない通話専用携帯電話。マニュアルも付属せず、「黒電話なみのカンタンさ」をうたう(12月3日の記事参照)。ツーカーセルラー東京によると、ツーカーSの発売に前後して、同社の新規契約数が5割増しになったという。

ボーダフォン、新3Gサービススタート

 ボーダフォンが「Vodafone 3G」に対応した新しい3Gサービスをスタートした(12月7日の記事参照)。ドコモと同じW-CDMA方式のほか、海外で利用できるGSM/GPRS方式にも対応しているのが特徴(802Nを除く)。NokiaやMotorola製の海外製端末もラインアップした。

 対応端末第1弾となる「Vodafone 702NK」(Nokia製)を12月8日に発売(12月7日の記事参照)。同日に会見を行った、津田志郎ボーダフォン社長は、「新端末、新料金、新サービスで競争力を高めていきたいと考えている」と話した(12月8日の記事参照)。第2弾のMotorola製「702MO」も11日から販売する(12月10日の記事参照)

FOMA 901iシリーズ、こんな新チップ、新技術

 ドコモのFOMA 901iシリーズに使われているチップや新技術が、徐々に明らかになってきた。FOMA端末のほとんどはテキサス・インスツルメンツ(TI)のOMAPプロセッサを使っているが、「SH901iC」「F901iC」「D901i」の3機種は「SH-Mobile」も搭載(12月8日の記事参照)。マルチメディア処理などに利用しているという。

 3Dサウンド──iアプリゲームなどで、あたかもユーザーの左右や背後から音が鳴っているように聞かせるために、901iには新技術が導入された。「N901iC」「F901iC」「D901i」には、Sonaptic社の3D音源技術が使われている(12月9日の記事参照)

世界の携帯普及率、4人に1人に

 世界の携帯電話加入者数が、世界人口の4分の1に当たる15億人に達した。国際電気通信連合(ITU)が明らかにした(12月10日の記事参照)。携帯の増加ペースは、インターネットユーザーの増加ペースも上回っている。

 成長を牽引しているのは、中国、インド、ロシアの加入者の急増だ。中国では7月に、携帯加入者が3億1000万人に達した。インドでは2004年に入ってから25%増えて4450万人に。ロシアでは1年前の3650万人から6000万人に急増している。

さて、来週は?

 14日にはJEITAが10月の携帯電話出荷実績を発表する。対前年比割れが9カ月連続で続いてきたが(11月15日の記事参照)、今回はどうか。

 総務省の「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検討会」の第5回が14日開催される。前回は800MHz帯の利用に関して各社のプレゼンテーションが行われた(11月25日の記事参照)。第5回は、それに基づいて議論が行われる予定だ。

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