au design project端末として登場したのは「talby」(10月13日の記事参照) 。マーク・ニューソン氏の手によるデザインのユニークさもさることながら、端末開発を行った三洋マルチメディア鳥取の技術力も評価された。INFOBARは、製品化の段階でモックにはなかったアンテナが付くなど変更された部分もあったが、talbyはさほど大きなデザイン変更もなく製品化できたという。
au design project端末の第3弾「talby」
ボーダフォンは、デザインへの取り組みを本格化するとし、コンセプトモデルを発表。「サービスと連携した、新しい型、必然性のあるデザイン」(デザインを統括する浦元芳浩ターミナルマネジメント部課長代理)を目標に掲げた。今後登場が予想されるサービスに合った、端末の新しい形を提案したい考えだ(4月22日の記事参照) 。
ボーダフォンが提案するデザイン端末
市場にはデザイン重視をうたった端末2モデルを投入。和とモダンを統合させた「KOTO」と(5月17日の記事参照) 、素材の質感を追求した「nudio」だ(10月5日の記事参照) 。
質感にこだわった「nudio」。100万画素カメラを搭載、miniSDスロットを備え、着うたやVアプリにも対応する
ドコモは、キャリアとしてことさらデザインについて言及することはなかった。デザイン面の新しい取り組みとしては、日本の端末として初めて合成皮革を外装に使った「Lechiffon」(10月4日の記事参照) と、音楽プレイヤーのような真四角のボディを持った「Music PORTER」(10月4日の記事参照) の2端末が目立っている。
やわらか素材の「Lechiffon」
今年は、海外メーカーが日本の端末市場に本格参入したことも大きなトピックだ。Nokiaは自社ブランドの3G端末「7600」(10月15日の記事参照) を日本語化して発売。ボーダフォン向けにも「6630」(10月19日の記事参照) がベースの「702NK」(12月8日の記事参照) を投入した。ほかにもMotorola(12月10日の記事参照) やSony Ericsson(12月14日の記事参照) といった端末メーカーが参入している。
ボーダフォンの冬モデル。Nokia、Sony Ericsson、Motorolaといた海外メーカーの端末も登場
ボーダフォンは冬の3G端末から、Convergenceと呼ばれる世界共通仕様の端末を開発、グローバル調達によるコストメリットをアピールしている(9月22日の記事参照) 。ボーダフォンの冬3G端末に海外端末が増えたのは、グローバル仕様に基づいた端末が日本でも発売されたためだ。
なおMotorolaは来春の発売を目指してドコモ向けに、無線LAN内蔵のW-CDMA/GSMのデュアル端末を開発している(8月25日の記事参照) 。
携帯のヒンジが変わる時
折りたたみ型の後継となる形状は果たして何か。端末メーカーの約半数が採用した“回転2軸ヒンジ”構造が、最有力候補。そしてその狙いは、デジカメ的な使い勝手の良さだけでなく、“iモードの次”に来るアプリケーションに最適な形状だという点にありそうだ。
ドコモが地デジ端末「OnQ」で目指すもの
5月に地上デジタル放送コンセプトモデル「OnQ」(オンキュー)を初披露したNTTドコモ。実は、プロジェクトは2年半ほど前から進められていた。今年7月には「複合メディア 放送メタ流通担当」というセクションを新設。その背後では、何を目指し、何を検討しているのだろうか。ドコモに聞いた。
三洋、無線LAN内蔵携帯のコンセプトモデル
無線LAN搭載でHDD内蔵。ボディ形状は、新発想の「W回転ヒンジ」。2〜3年後に実現可能な技術でまとめた。
富士通、フルキーボード搭載コンセプトモデル
昨今のコンセプトモデルのポイントは、テレビ視聴に適した横長画面を、どうやったらキーとうまく組み合わせるか。富士通が、さまざまな解を用意した。
コンパクトデジカメを上回る?〜「A5406CA」
携帯で初めて320万画素CCDを搭載したカシオ製「A5406CA」。デジカメレベルの1/1.8インチサイズのCCDを搭載し、画質はコンパクトデジカメに肉薄。機能面ではコンパクトデジカメを上回ろうかというカメラに仕上がった。
絵作りの傾向が変化、シャープさに欠ける〜「V602SH」
ついにケータイカメラにも光学ズームが搭載される時代になった。世界初の光学ズームを備えたシャープ製端末「V602SH」だ。これまでのシャープ端末とは絵作りの傾向が変わり、ややシャープさに欠ける印象もある。
“WINのコンセプト”を形に〜「W21CA」
1X端末はカメラだった。WIN端末は別のコンセプトでいく──。最も重視したのは、ワイドQVGA対応の2.6インチ液晶だ。WIN端末最後発となるカシオに、新端末「W21CA」について聞いた。
世界最小69グラムのiモード端末「premini」
高級感あふれるボディを備えた世界最小のiモード端末が登場する。ソニー・エリクソン製。
開発者に聞く、液晶なしのツーカーSができるまで
ディスプレイなし、機能もギリギリまで絞ったツーカーS。そこには、事前のリサーチや開発側の狙いなどが詰まっている。
QVGAで世界最小ボディの着せ替えケータイ「A1402S」
QVGA液晶付きで手のひらサイズのエントリー向け端末「A1402S」が登場する。34万画素CMOSカメラを搭載、赤外線ポートを備え、二次元コード読み取りに対応。別売りのパネルで10種のバリエーションを楽しめる。
こだわりのデザイン端末「talby」ついに登場
ジョン・カーペンターの映画「ダーク・スター」の登場人物の名を冠した薄型ストレート端末「talby」が商品化。QVGA液晶を装備、EZナビウォークに対応するなど、機能に妥協はない。
ボーダフォンも“デザイン重視”へ始動
ボーダフォンが携帯の“デザイン”への取り組みを本格化する。4月22日に発表した東芝製の「KOTO V303T」は、その第1弾となるものだ。
ボーダフォン、3Gに本腰〜7機種投入で「十分戦える」
NokiaやMotorolaなど海外ベンダー製端末を含め、3G端末を一挙7機種投入するボーダフォン。ほとんどが、海外でもそのまま利用できるほか、サービススペックの面でも他社を大きく凌ぐ。新しい3Gを武器に、ドコモやauとも「十分戦える」とした。
MotorolaがFOMAを開発〜無線LAN内蔵、GSM/GPRSに対応
ドコモは、ビジネスコンシューマー向けFOMA端末の共同開発について米Motorolaと合意したと発表した。GSM/GPRSに対応、無線LAN機能を備えた端末を2005年春の販売を目指して開発する。ただしiモードへは対応しない。
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