“ブル”のデザインに賛否両論Mobile Weekly Top10

» 2005年06月16日 21時33分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 牛の形──。カッコ良さとか可愛さとは別のデザインセンスが、存分に生かされているのがボーダフォンが発表した新端末だ。「V501T」というよりも「ブル」という名前のほうが通りがいいくらい、四本足と角の生えた携帯はインパクトがあった。

 さて、“驚き”は十二分にあったわけだが、このデザインはどのくらい評価され、受け入れられているのか。

 「デザイン路線を打ち出しているようですが、どこのどのへんがデザイン路線なのか教えていただきたいです。この着ぐるみケータイはなんですか? おしゃれですか? デザインはいいですか? ただでさえデカいボーダフォンのケータイにハリボテくっつけてさらにデカくしてどーすんだ。ユーザーとして本気でデザインを見直していただきたい」(編集部に寄せられたメールより)

 という厳しい意見がある一方で、

 「もうむちゃむちゃ欲しくなりました」「本物が見たい」といった意見が、弊社の女性社員からは頻出。ボーダフォンは「ターゲットとして想定したのは男子大学生」と話したが、女性ウケが非常に良い。つまり「合コンで話題として使う」用途には最適かもしれない。

 女性が欲しがる一方で、その隣の席の男性は、「これを本当に買う気?」と真剣に驚いていたようだ。ジェンダーギャップというかジェネレーションギャップというか。

 筆者の妻も“ブル”に魅せられた1人だ。「ボーダフォンじゃなければ買い換えるのに……」と言う。いや誤解がないように付け加えると、彼女はドコモのPDCを使っていて、電話番号が変わるのがイヤでドコモを使い続けている。いわゆる“MNP待ちユーザー”の1人なのだ。

 さてブルの足がとても気に入ったようで、「机の上に置いて眺めていたい。充電台は牛小屋の形なの?」。……充電はブルを脱がさないとできません。

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