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» 2005年08月03日 15時57分 公開

長期ロードテスト「W31T」 No.7:慣れてきましたMobile Rupo(文字入力後編)

東芝「W31T」が備える日本語入力機能「Mobile Rupo」は、癖をつかんで使いこなせば、なかなかに活用できます。

[斎藤健二,ITmedia]

 前回に引き続き「W31T」の日本語入力を見ていきましょう。

 最初に1つ注意したいのは、最初から登録されている予測候補の数が少ないこと。イメージとしては、ATOKとPOBox、ケータイShoinが多く、Wnnが中間、Mobile Rupoが少なめという感じです。つまり、自分で入力しながら徐々に育てていくのがW31Tのスタイルです。個人的には、最初からしっかり入っているほうが好きですが。

 つながり予測も似たような状況です。最初は何も登録されていないので、入力して学習させていく必要があります。つまり使い込むほどに賢くなるわけです。

もともとMobile Rupoは長文の連文節変換を得意としていた。予測変換じゃなくて、長文で一気に変換でしょ! というユーザーにはけっこうお薦め

 ただし変換自体は、けっこう工夫されています。例えば、英字や数字も学習してくれること。右ソフトキーが「英数カナ」変換に割り当てられているのですが、ここでいったん変換した英字や数字は、その後予測候補に出てくるようになるのです。

 英数カナ変換時、3桁か4桁でそれが時間と認識できる場合──つまり「645」とか「1330」などの場合、「6:45」「13:30」などの候補が出てきます。しかも数字を確定させると、つながり予測候補として「円」「人」「回」「個」「分」「分間」「時間」「日」が表示されます。ここも芸が細かくて、「12」や「6」など時刻や月にあり得る数字の場合「:」や「/」も予測候補に足されます。英数カナ変換では業界トップの実力と言っていいでしょう。

“全部押さなくても”予測変換

 予測変換も工夫されています。というのも、通常予測変換は頭の数文字が一致した候補が出るのですがW31Tでは、それらしい候補も表示されるのです。例えば「じ」と入力した時点では「辞職」は候補にありません。ところが「じさ」と入力すると「辞職」など、「じ」+「さ」「し」「す」の候補が出るのです。

 5タッチの予測変換の場合、“予測”とはいっても「え行」「お行」の文字を入力するのが大変なわけですが、W31Tではここも考慮してくれるというわけです。

 しかも頻度など微妙な調整を行っているようです。例えば、「カメラ」という単語の場合、一度使うと「か」だけではダメですが、「かま」で候補が出てきます。しかし「顔」の場合、「かう」までの入力が必要でした。では、「怪人」はというと、一度使えば「か」一文字で出てきます。

語句 +ア行 +イ行 +ウ行 +エ行 +オ行
カメラ × ×
風邪 × ×
× × × ×
加藤 ×
怪人 × × ×

 ここがどんな法則なのか、未だに分かりません。ただし便利さを感じる一方で、一度使った漢字も場合によってはしばらく文字を打たないと出ないことがあるのは不便でもあります。

 さて最後に1つ、Mobile Rupoは入力に使うボタンを少しだけカスタマイズできます。「メール」ボタンと「EZ」ボタンに機能を割り当てられるのです。選べるのは、文字種切り替え、記号や、絵文字、顔文字、定型文、アドレス帳などの呼び出し機能、コピー、カット、貼り付け、各種の装飾など。

 筆者も割り当てをしたのですが、どうも機能の選択が難しく、実はあまり活用していません。「!」や「?」、または空白などを割り当てられると便利なのですが。

前 W31T
長期ロードテストとは

 ITmedia記者が、普段使いの携帯電話の模様をレポートする長期連載記事です。一ユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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