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» 2007年08月16日 16時13分 公開

2007年上半期、最も売れたケータイは? au編2007年上半期 携帯販売ランキング(2/3 ページ)

[岩城俊介,ITmedia]

新機種への売れ筋移行が早いau、顔ぶれの7割は2007年発売モデルに

 各携帯キャリアの2007年上半期の結果を見ると、他社の顔ぶれの多くが2006年の10月から11月に発売した(それだけ集計期間に対する販売期間も長い)2006年秋冬モデルであるのに対し、au端末のそれは、多くが2007年の春モデルとなっている。それだけauは新機種の発売にともなって、売れ筋がすみやかに移行するような販売戦略をとっていることが改めて伺える。例えば2005年5月には夏モデルの発表を前に、当時最新機種の春モデルの多くが「1円」に値下げして販売する店舗も多く見かけられた。

 2007年の春モデルは、2位のW51CA、3位のW51Sのほかに、シンプル/簡単操作が特徴の1X端末「A5523T」、ベーシックなワンセグ+デジタルラジオ端末「W51T」、“ほぼ全部入り”の高機能端末「W52T」、au版の“AQUOSケータイ”「W51SH」、ワンセグ端末 W43Hのカラーバリエーション追加モデル「W43H II」と、計7機種がランクインした。

photo 2007年春モデル

 例外は3位のW44Kと、Pantech & Curitel製の1X端末「A1406P」、日立製作所製のワンセグ端末「W43H」の3機種。中でもA1406PTは、売れ筋の移行が早いau端末の中ではかなり長期間ランクインした。携帯電話を初めて使うユーザーなどをターゲットにする“簡単ケータイ”として、ドコモのらくらくホンシリーズとほぼ同じようなユーザー層にニーズがあったと思われる。

ワンセグ端末を豊富にラインアップ、“女性向け”などユーザー層を絞った機種のヒットも

 au端末は、2006年秋冬モデルで13機種中3機種(2006年12月に発売した「W44S」も含む)、2007年春モデルで10機種中7機種のワンセグ端末を投入した。2006年冬商戦から2007年の上半期は「ワンセグ端末を初めて購入する」あるいは「ワンセグを使ってみたいから携帯を買い換える」ユーザーが特に多く、auはそれに合わせてワンセグ端末を多く用意。結果、上半期はランキングの半数以上をワンセグ搭載端末で占めた。

 ワンセグ端末は、W51CA、W51T、W52T、W51SH、W43H II(以上、2007年春モデル)、W43H(2006年秋冬モデル)の6機種がランクインした。

photo ランクインしたワンセグ端末6機種
photo 女優の沢尻エリカさんをCMキャラクターに起用した「W51S」

 2006年10月に開始した番号ポータビリティに前後し、携帯各社は季節ごとの商戦向けに10機種以上の新機種を投入することが珍しいことではなくなった。KDDIの小野寺正社長兼会長は2006年12月に「2007年は、家電と同じような多品種少量生産にする。ユーザーの要望にきめ細かく対応していくためには、喜んでいただけるような端末の種類を増やす」という考えを示した

 このことは、以前は機種数が少なかったためになるべく広いユーザー層が狙える端末にせざるを得なかった状況を打破し、より“特化”した特徴を持つ端末も多く登場した。例えば女性ユーザーを意識した端末としてW51S(3位)やW51T(6位)がヒットしたほか、TOP10入りはかなわなかったものの、3月の第1週に4位に入り、7週連続でランクインした「W51P」なども人気だった。

 なお2007年夏モデル(2007年5月発表)は、ワンセグに“+α”の機能やライフスタイルを提案する端末を多く投入する。三洋電機製の「W53SA」やカシオ計算機製の「W52CA」など、お風呂場やキッチンなどの水回りで使える防水性能を備えた機種や、東芝製の「W53T」や日立製作所製の「W52H」といった、よりカジュアルにワンセグが使える端末を全15機種中7機種を用意し、2007年8月現在はそれらに売れ筋がすでに移っている。

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