携帯は「安くなったら買う」──“商戦期の狭間”のユーザー心理も複雑携帯販売ランキング(8月27日〜9月2日)(2/2 ページ)

» 2007年09月07日 18時57分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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順位の変動少なく、ランキングは穏やかに

Photo W52SH

 auの販売ランキングは今回、さらに動きがなくなっている。今回は1位から8位まで前回と同じで、9位と10位が入れ替わるのみの結果となった。

 首位はシャープ製の回転2軸ワンセグ「W52SH」が獲得。本機の連続首位記録はこれで「8」に伸びた。夏商戦期におけるauの2007年夏モデルで最も売れた端末に成長したといえそうだ。

 続いて2位にカシオ計算機製の“防水ワンセグ”「W52CA」、3位に京セラ製の“スリムボディ”「W44K II」、4位に東芝製の“美的ワンセグ”「W53T」、5位に三洋電機製の“ソリッドデザインワンセグ”「W52SA」がランクイン。2006年11月の発売以来、常に一定以上の人気を維持する「W44K」シリーズ(W44K IIはW44Kのカラーバリエーションモデルとして2007年5月に登場)だが、同じ「W44K II」という型番の機種が、秋冬モデル版と思われる機種も確認されるJATE(電気通信端末機器審査協会)の再認定を受けていた。どんな仕様か詳細は不明だが、今後、もう1つリニューアルモデルが出るのだろうか。

 さて、“親”需要でドコモは「らくらくホン」シリーズが好調。一方のauは「簡単ケータイ」シリーズの姿が今回も見られない。そろそろ敬老の日(今年は9月17日)需要も佳境に入るが、追い込みはあるのだろうか。


ランキングはやや活発な動き──値下げされたハイエンド旧機種も人気に

Photo FULLFACE 913SH

 ソフトバンクモバイルの販売ランキングは、今回のドコモとauの結果に比べるとかなり活発な動きがあった。

 首位は“フルスライド”の「FULLFACE 913SH」が獲得。連続首位記録を「5」に伸ばした。

 2位は“AQUOSケータイ 3rd model”「912SH」、3位に全20色を用意する“PANTONEケータイ”「812SH」が入った。前回、初登場で10位に入った“スリム&コンパクト”のスライド端末「816SH」は一気に5位へ浮上。“フルコーディネート”「fanfun. 815T」のすぐ後ろに付けた。

 そのほか、500万画素CCD+光学3倍ズーム+VGA液晶搭載の“最強デジカメケータイ”「910SH」(2006年秋冬モデル/2006年11月発売)が前回のランク圏外から大きく順位を上げ、8位に返り咲いた。

 910SHは9月に入り、かなり値下げされた。例えばソフトバンクモバイルショップでは2007年9月初旬現在、8xxシリーズの「810SH」や「811SH」と同水準の価格で販売されている。“デジカメ”を強く意識した機種として最近は、auの「EXILIMケータイ W53CA」がそこそこ好調(auランキング8位)だが、カメラスペックは劣らないハイエンド機種の910SHにかなり割安感が出たことで、人気が再燃したと思われる。

2007年上半期、最も売れたケータイは?



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