5分で分かる、今週のモバイル事情9月1日〜9月7日

» 2007年09月07日 23時59分 公開
[園部修,ITmedia]

NTTドコモとウィルコムが純減──8月の携帯・PHS契約数

 電気通信事業者協会(TCA)が9月7日に発表した、2007年8月末時点での携帯・PHS契約数は、累計で1億385万3400だった。携帯電話の契約数は累計で9887万7800で、7月末から32万4500の増加。その内訳はソフトバンクモバイルが18万8900の純増、KDDIも15万8500(auは20万3000の純増、ツーカーは4万4500の純減)の純増で、NTTドコモは2万2900の純減だった(9月7日の記事参照)。

 ソフトバンクモバイルは、5月から4カ月連続の純増シェアトップを獲得。KDDIもツーカーの減少分をのぞけば20万を超える純増で依然好調といえるが、ドコモは2006年11月に続き創業以来2度目の純減を喫した。ドコモは8月22日から、2年契約を前提に初年度から基本料金を50%割り引く「ひとりでも割50」と「ファミ割MAX50」をスタートしたが、契約増にはつながっていないようだ。

 なおKDDIは9月7日、2008年3月31日にサービスを終了するツーカーからauへの移行を進めるため、年間契約解除料と番号ポータビリティ転出予約手数料を10月1日受付分から無料にすると発表した(9月7日の記事参照)。年間契約期間の都合で契約変更できなかったユーザーなどに対しても解除手続きを行いやすくして、転出を促す。プリペイドサービス解約時の残高を返金する施策も同日から実施する。

HTC、台湾で創業10周年記念式典を開催──モバイル業界の要人がHTCに集結

 台湾HTCは9月5日と6日の2日間、同社の創業10周年と新社屋の完成を記念する式典を開催。世界各地からモバイル業界のキーパーソンがHTCを訪れ、その功績と前途を祝福した(関連記事1関連記事2)。

 HTCは1997年に創業したスマートフォンの専業メーカーで、Windows CEを利用したポケットPCなどを黎明期から開発してきた。そのため式典にはチップセットを供給する米QUALCOMMのCEO、ポール・ジェイコブス氏やWindows Mobileを供給する米MicrosoftのMobile & Embedded Device Division上級副社長のピーター・クノック氏らが列席。また独Deutsche Telekomや米Verizon Wireless、中華電信、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルといった世界の携帯電話事業者もお祝いに駆けつけた。

 同社は、日本市場には2006年7月にNTTドコモ向けの端末「hTc Z」で参入を果たし、その後ソフトバンクモバイルから「X01HT」をリリースしたほか、「X02HT」の発売も控えている。さらに8月30日には、NTTドコモからタッチパネルとダイヤルキーを備えた「HT1100」も発表された。SIMロックフリーの「HTC X7501」や「HTC P3600」も投入予定だ。

MCPCモバイルソリューションフェア2007開催

 モバイルコンピューティングプロモーションコンソーシアム(MCPC)は9月7日、モバイルソリューションの展示会「MCPC モバイルソリューションフェア」を開催した。

 セミナーでは、総務省の総合通信基盤局 電波部 移動通信課長、渡辺克也氏がバイルコミュニケーションの最新動向と今後の発展の方向性などを紹介したほか、マイクロソフト 代表執行役 兼 COO 兼 ゼネラルビジネス担当の樋口泰行氏がWindows Mobileを中心とするモバイル戦略を説明した(9月7日の記事参照)。

 またNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコムの4社が企業向けモバイル市場の動向や普及への課題、各社の最新の取り組みなどをパネルディスカッションで語ったほか、築地寿司岩へのW-ZERO3導入事例など、興味深い講演もあった(9月7日の記事参照)。

 このほか会場ではドコモがUSB接続で利用できるHSDPA端末「A2502 HIGH-SPEED」を展示し、発売が近いことを明らかにした(9月7日の記事参照)。

ウィルコム、Advanced/W-ZERO3[es]用バージョンアップソフトの不具合修正

 ウィルコムは9月4日、不具合の発覚で公開を一時停止していたAdvanced/W-ZERO3[es]用バージョンアップソフトウェアのダウンロード提供を再開した(9月4日の記事参照)。新バージョンは1.02a。

 同社は8月31日にAdvanced/W-ZERO3[es]用バージョンアップソフトウェアのバージョン1.01aを公開したが、バージョンアップすると端末の動作が不安定になる不具合が判明し、公開を停止していた。

 なお同社は、2007年3月に開始した「リモートロック代行サービス」を、24時間利用可能にすることも発表している(9月4日の記事参照)。対応機種は、WXシリーズ、Advanced/W-ZERO3[es](WS011SH)、9(nine)、AH-J3003S(RX420IN、RX420AL利用時)で、ロック設定料金は1回525円(税込み)、ロック解除料は無料。

日本通信がbモバイル・アワーズのUSB版を限定発売

 日本通信は9月7日、365日間で150時間分のPHS通信が利用可能なbモバイル・アワーズに、USB接続タイプの通信モジュールが利用可能なパッケージ「bモバイル・アワーズ USBインターネットカード」を発売した(9月7日の記事参照)。

 価格は3万2800円で、日本通信のオンラインショップ「bマーケット」で限定発売する。無線インターネット・コントローラー「bアクセス」も標準装備し、公衆無線LAN「bスポット」も等価交換で利用できる。

 なお同社では、CF型データ通信カードを利用しているbモバイル・アワーズユーザーを対象に、未使用時間をbモバイル・アワーズ USBインターネットカードに移行できる「b-mobile hours USBインターネットカード時間付け替え&キャッシュバックキャンペーン」を実施する。これにより、既存のCFカードユーザーでもUSBインターネットカードに気軽に乗り換えられる。

Suica加盟店2万点突破、洋服の青山はiDを導入、全日空はeチケット移行を開始

 JR東日本は9月1日、電子マネー「Suica」を利用できるSuica加盟店が2万店を突破したと発表した(9月7日の記事参照)。当初Suica加盟店は駅ナカの売店、飲食店や駅ビルなどが中心だったが、現在は首都圏エリアを中心に、コンビニエンスストアなど、駅から離れた立地の店舗でも利用可能となっている。Suicaが利用できる店舗は、Suica加盟店+PASMO加盟店の約2万2000店に、WAON対応店舗(7月調べで4700店、7月18日の記事参照)を加えた約2万7000店。また6月1日から運用を開始した登録制のポイントシステム「Suicaポイント」の会員数も約24万人となった。

 洋服の青山を展開する青山商事は、10月から三井住友カードと共同でケータイクレジット「iD」を導入すると発表した(9月4日の記事参照)。2007年内をめどに、全店(約700店)への導入を目指す。大手紳士服チェーン店が全店にiDを導入するのは、今回が初。

 また9月4日には、全日本空輸(ANA)がeチケットサービス「SKIP」への全面移行を松山空港からスタートした。SKIPサービスは、FeliCa内蔵のANAマイレージカード、ANAマイレージクラブアプリをインストールしたFeliCa搭載携帯電話、もしくはQRコードを従来の航空券や搭乗券の代わりとして使うサービス。ANAは松山空港を皮切りに全国の空港設備を刷新する予定で、2007年中にはANAの国内線すべてで、従来からある磁気ストライプ入りの紙の航空券・搭乗券からSKIPサービスの利用に切り替わる。

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