ソフトバンクモバイル端末のランキングは、“枯れ”期に合わせた値下げ策により、かなり大きな変動が見られた。
首位は「iPhone 3G(16Gバイトモデル)」が獲得。連続首位記録を「9」に伸ばした。続いて2位にシャープ製の「AQUOSケータイ 923SH」(前回4位)、3位にパナソニック モバイル製の「820P」、4位にSamsung電子製の「821SC」(前回2位)、5位にシャープ製の「FULLFACE 2 921SH」(前回ランク圏外)が入った。
売れない/敗戦処理といった報道も目にするiPhone 3Gだが、ソフトバンクモバイルの端末ではいまだ首位を維持しており、今回はキャリア総合ランキングでも8位に浮上。16Gバイトモデルより人気が落ちる8Gバイトモデルも、同じくソフトバンク内のランキングに復活した。なんだかんだいってもiPhone 3Gは、ソフトバンクモバイル端末ではいい意味でも悪い意味でも、話題性は別格であることを再認識させられる。それより、AQUOSケータイ 923SHとTHE PREMIUM WATERPROOF 824SH以外の夏モデルはもう少しがんばってもらいたいものだ。
今回大きく順位を上げたのは、前回のランク圏外から5位に躍進した2008年春モデルのFULLFACE 2 921SH。9月に入って多くの旧機種が値下げされたが、FULLFACE 2 921SHはこの効果がいきなり出たようだ。2008年9月現在、ソフトバンクオンラインショップでは新スーパーボーナスを利用した新規価格で、実質680円/月(24回)、実質総額1万6320円で購入できる。
イー・モバイル端末は前回と大きく変わらず、データ通信端末の人気が依然高い。
首位は7.2Mbps通信対応のUSB型データ通信端末「D02HW」、2位は同じく7.2Mbps通信対応のExpressCard型端末「D03HW」、3位はUSBスティック型の「D11LC」(3.6Mbps通信対応)、4位は音声サービス対応の「H11T」(前回5位)、5位は7.2Mbps通信対応のPCカード型端末「D02NE」がランクイン。今回は1位から6位に順位の変動はなかった。
下位は、HTC製スマートフォンの「EMONSTER」が前回の9位から7位に、対して「EMONSTER lite」が前回の7位から9位に落ちた。
HTC製スマートフォンといえば、イー・モバイルから10月上旬に登場する新機種「Touch Diamond」(S21HT)が発売後、どのような動きになるか注目しておきたい。そういえば、イー・モバイルのエリック・ガンCOOがあれだけ気に入っていた(と思う)「EMONSTER」の名称はどうなったのだろう。さらにどうでもいいが、auから出るTouch Proベースの「E30HT」がなんだかイー・モバイル端末っぽい型番だなと思ってしまった(もちろんau端末もx+00+メーカー頭文字が命名ルールなので、決して変ではないが)。
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