若者目線で取り組む挑戦、直感的な「何か、いいね」を目指して──「830N」:開発陣に聞く「830N」(3/3 ページ)

» 2009年02月20日 00時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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デコレ+絵文字メール、かしこい日本語変換、自動“きれい”補正カメラも

 携帯メールを多用する若年ユーザーにとって、絵文字やデコレメールはすでになくてはならないもの。830Nはプリセットするマイ絵文字を1000個と大きく増強した(前モデルの820Nは260個)。ソフトバンク端末にはいままで上限があったそうだが、交渉の末、多くプリセットできたという。

 「若い人がターゲットなので、絵文字の強化は必須といえましたね。プリセットするもの以外に、“デコトモDX”ウィジェットで、毎日新しいマイ絵文字を取得できます。ちなみに1日2回更新があります」(藤井氏)

photophotophoto 前機種比で約4倍となる1000個のマイ絵文字をプリセット。さらにデコトモDXのウィジェット経由で毎日新しい絵文字も取得できる

 メールは絵文字以外に、普通の日本語ももちろん入力する。830Nは、“N”端末でおなじみの入力スタイル「T9」とともに、かつて展開していたNECのワープロ「文豪」シリーズのノウハウを携帯用に移植した日本語入力エンジン「MogicEngine」で、文字を快適に入力できる。

 830Nは“用例予測”や“あいまい予測”といった予測変換機能や、現在人気のアーティストやタレント名、ファッションブランドなども含めた変換辞書を強化した。用例予測は前の言葉に関連する言葉を優先して表示するもの。例えば「鳥が」の次は「鳴く」「飛ぶ」といった語が最初に並ぶ。あいまい予測は、濁点や小文字できちんと入力しなくて該当する予測候補を表示する機能だ。

photophoto MogicEngineで、文字の入力もほどよく快適。人気アーティストやファッションブランド名なども辞書にあらかじめ登録してある

 「端末の持つ、ファッションやミュージックのコンセプトに付随して、国内外のミュージシャンやファッションブランドの名前をあらかじめ辞書に含めました。もちろんすべてというわけにはいきませんが、意外と便利に使っていただけるのではないかと思っています。さらに、“おまかせデコレメ”という独自の機能も便利です。普通に入力した文章を判別して、内容に合ったデザインのデコレメールに自動で仕上げてくれます」(二滝氏)

photophoto 入力した文章を判別して、その内容応じたデコレメールに自動で装飾くれる「おまかせデコレメ」もなかなか便利

 このほか、友達の電話番号やメールアドレスを最大5件登録できるワンタッチダイヤル機能「ともでん」や、よくやりとりする相手の送受信メールをまとめて確認できる「ともまとめーるBOX」などの機能も備える。

 カメラは3.2MピクセルのAF付き。手ブレ+被写体ブレ補正や多彩な撮影モード、ブログアップ機能(モバイルウィジェットにmixiなども標準で備わる)、そしてNEC独自の画像処理エンジン「PictMagic IV」を備え、撮影した写真を顔や風景、夜景などのシーン別に自動分類し、最適な画質に自動補正して保存できる。

 「もう1つお勧めしたいのが、“マナー起動時間設定”機能です。時間帯別にマナーモードを自動で制御する機能でして、例えば通勤通学、あるいは授業中の時間帯はマナーモードに、17時以降はマナーモードを自動解除するといった設定が行えます。それぞれ2通り設定できます」(二滝氏)

photophoto 時間帯によってマナーモードを自動的に切り替えられる「マナー起動時間設定」機能。使い方次第でかなり便利そう。このほか、N-04Aと同じくダイヤルキーイルミネーションの発光カラーを変更・カスタマイズできる機能、充電中に撮影した写真をスライドショー再生できる機能などもある

photo  

 ケータイが一般的になり、日用品化した現在、残念ながら没個性化する機種も珍しくない。もちろん携帯電話は使えればいいという人も多いだろうが、それではつまらないと思う人もたくさん存在する。

 「何か、いいね」。決して派手ではないが、830Nは特にソフトバンクユーザーの若年層に対し、その感情をくすぐる何かをいくつもちりばめた端末を目指した。

 「このスタイルに高い機能を凝縮したのもそうですが、ちょっとした機能も共感していただける何かを入れています。830NはNECとしてそのような“N”らしさを出しつつ、これこそが“N”だねと感じてもらえるような機種になっていると思います。店頭でぜひ手に取っていただき、“何か、いいね”を感じてもらいたいですね」(二滝氏)



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