三洋「eneloop」にポータブルソーラー充電器&充電式ネックウォーマー

» 2009年08月05日 17時54分 公開
[岡田有花,ITmedia]
画像 eneloop universシリーズ

 三洋電機は8月5日、「eneloop universe」シリーズに、太陽光で発電する携帯型ソーラー充電器「eneloop portable solar」(8月10日発売)と、ヒーターで首周りを暖める充電式ネックウォーマー「eneloop neck warmer」(9月1日発売)を追加すると発表した。

 eneloop universeは、充電池「eneloop」の“繰り返し使えて地球に優しい”というコンセプトを各種製品に展開するブランド。これまでに充電式カイロやアンカ、太陽光で発電する携帯型ライトなどを発売してきた。

 新製品にはそれぞれ、出力を高めた新型のリチウムイオン充電池「eneloop mobile booster」を同梱。ソーラー発電機は、太陽光でmobile boosterに充電して携帯機器などにUSB給電する仕組み、ネックウォーマーは、mobile boosterの電力でヒーターを暖める仕組みだ。mobile booster単体でも発売する。それぞれオープン価格。

太陽光で携帯電話の充電も

画像 eneloop portable solarは、ツインパネルタイプ(左)とシングルパネルタイプの2種類。ツインパネルタイプは2つに折りたためる
画像 背面のメッシュポケットに充電池「mobile booster」を内蔵

 portable solarは、屋外で携帯電話の充電などに使える携帯型充電器で、「HIT太陽電池」(アモルファス系シリコンと結晶系シリコンを組み合わせたハイブリッド型太陽電池)パネルを搭載した。

 パネルを1枚備えた「シングルポータブルソーラーセット」(実売9000円前後)と、2枚搭載した折りたたみ型「ツインポータブルソーラーセット」(同1万4000円前後)の2種類をラインアップ。充電池を含めた重さは約300〜500グラムに抑えた。

 シングルパネル品は、晴天時に1時間充電すれば、携帯電話で約20分間連続通話でき、フル充電には晴天下で約1日半かかる。ツインパネルなら、約40分間連続通話でき、フル充電には約3日。曇天時や屋内では、USBポートからの充電も可能だ。

 それぞれ背面に、ファスナーで開閉するメッシュポケットを付け、mobile boosterやモバイル機器を入れて持ち運べるようにした。つり下げひもを取り付けられる穴が空いており、窓などにつり下げて充電できる。

 サイズは、シングルパネル品が174(幅)×204(高さ)×26(厚さ)ミリ、重さは約230グラム。ツインパネル品が174(幅)×404(高さ)×26(厚さ)ミリ、重さは約420グラム。mobile boosterは70(幅)×39(高さ)×22(厚さ)ミリ、重さは約70グラム。

ネックウォーマーで自転車通勤やスキーを暖かく

 neck warmerは、ハイネックのフリースジャケットの首の部分だけを切り出したようなデザインで、ファスナーで開閉して脱ぎ着する。寒い時期の自転車・バイク通勤やスキー場などで、首周りを暖められる。

 内側に搭載したベルト状の薄型ヒーターに、内ポケットに収納したmobile boosterから給電して暖める。ヒーターは、カーボンと特殊樹脂で構成。温度の上がりすぎを防ぐ機能も備えた。フル充電で連続5時間使用できる。

 フリーサイズで、ベルトでサイズを調整可能。充電池とヒーターを取り外せば手洗いできる。充電池を含む重さは約185グラム。「チャコールグレー」と「ホワイトグレー」の2色展開で、実売予想価格は7000円前後。


画像 eneloop neck warmer
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「mobile booster」単体発売も

 それぞれの電源部に採用した「mobile booster」は、9月に単体でも発売する。ACアダプターやUSB端子から充電し、携帯電話やPC、ゲーム機器とUSB接続して給電できる。

 これまでに発売したeneloop universeシリーズの一部も、機能を追加した新バージョンを発売する。電気カイロ「eneloop kairo」は新たにUSB充電に対応し、新色を追加した製品を、ひざ掛け「eneloop soft warmer」は、面積を60%拡大した新製品を、それぞれ9月1日に発売する。

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