NTTドコモの富士通製端末「F-02B」は、防水・防塵やワンセグ、おサイフケータイ、810万画素カメラなどの高い基本機能を備えながら、香水をフレグランスパーツに吸収させて好きな香りを持ち歩くという、新しい方向性を打ち出したモデルだ。発売は2009年11〜12月の予定。
注目のフレグランス機能は、裏面のバッテリーカバーに採用。カバーの中央部分にある「フレグランスピース」には、香水を吹きかけて香り成分を保持させる「フレグランスチップ」が備えられている。ターゲットとなる20代女性の8割以上が香水を使用することから、“香りを持ち歩く”というコンセプトが生まれたという。
フレグランスチップは、香水に含まれるアルコールにも耐性があり、水などで洗えば新しい香りが付けられる。水に濡れると香り成分は飛んでしまうので、その際は別の香水を吹きかける必要がある。なお、フレグランスパーツを装備していない、通常のバッテリーカバーも同梱されている。
IPX5とIPX7、IPX8に準拠した防水機能に加え、IP5Xに準拠した防塵機能にも対応。IPX8をサポートしたことで、水深1.5メートルでも問題なく利用でき、(親が)プールに潜って水中の子どもをカメラで撮影する、といった使い方もできる。防塵は、粒径25マイクロメートル以下の塵埃が入った装置に、端末を8時間入れても故障しない性能を有しており、砂浜などでも安心して利用できる。
ボディ形状は折りたたみ型で、ワンタッチで開ける「オープンアシストボタン」を採用している。オープンアシストボタンや決定キーはキラキラと光るジュエリーをイメージしたカッティングとなっており、背面パネルの右下にはジュエルブロックが配置されている。
ファッションブランド「Folli Follie(フォリフォリ)」とコラボレートした「Folli Follieスペシャルモデル」には、ジュエルブロックに2カラットのキュービックジルコニアを採用。「4℃」とコラボレートした2008年冬モデル「F-02A」のダイヤモンド続き、鉱石が使われている。また、2009年夏モデルにラインアップされていた黒崎えり子氏デザインの「F-08A」にも、キュービックジルコニアを使った「エリコハートチャーム」が同梱されており、宝石を意識したモデルとしては、これら2機種の後継モデルといえる。
背面には18種類のパターンで光るイルミネーション、ダイヤルキーには7色から選べるレインボーキーイルミを採用した。
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