英Sony Ericssonが2月14日に発表した「XPERIA」シリーズの新機種「Xperia X10 mini(以下、X10 mini)」と「Xperia X10 mini pro(以下、X10 mini pro)」は、“ultra-compact”のコンセプトどおり、XPERIAのエッセンスを小型サイズに凝縮したモデルだ。2機種とも、欧米やアジアで第2四半期(4〜6月)の発売を予定している。日本での発売は未定。


「Xperia X10 mini」(写真=左)と「Xperia X10 mini pro」(写真=中)。左がX10 mini pro、右がXperia X10 mini。裏側は2機種ともマットな仕上がりになっている(写真=右)ボディカラーはX10 miniがPearl White、Black、Pink、Lime、Red、Silverの6色。X10 mini proがBlackとRed。X10 miniは本体色=バッテリーカバー色。ほかの色のバッテリーカバーがオプション品として提供される予定で、カバーを着せ替えることで本体色を変更できる。
サイズと重さはX10 miniが約50(幅)×83(高さ)×16(厚さ)ミリ/約88グラム、X10 mini proが約52(幅)×90(高さ)×17(厚さ)ミリ/約120グラム。X10 mini proは、QWERTYキーボードを搭載している分、X10 miniよりもやや大きく重いが、QWERTYキー搭載機としては軽量コンパクトな部類に入るだろう。説明員によると、X10 miniとX10 mini proともに、片手で快適に操作できるサイズを目指したという。また、人間工学を重んじるというSony Ericssonのデザイン哲学を実現すべく、ボディ裏側(X10 mini proはキーボード側)に曲線を付け、手に収まりやすい形にした。これはX10も同様だ
X10 miniのみならず、QWERTYキーボード付きのX10 mini proも投入するのは、「SNSなどへ常につながっていたい人や、1日に200通ほどのメールを送るといったヘビーユーザーをターゲットにしたため」(説明員)だという。小型ボディだけに、気になるのがQWERTYキーの操作性。実際に触ってみたが、キーが突起していてタッチ感があるほか、キー間が適度に離れているので押し間違いも少なそう。ボディが小さいだけではなく、操作性もしっかり考慮されていると感じた。

オプション品としてX10 mini用のヘッドセットも提供される予定(写真=左)。左がX10 mini pro、右がX10 mini。X10 miniはバッテリーが見えない作りになっている。バッテリー自体は2機種とも同じで、容量は930mAhCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.