日常用途なら画質は十二分、「クイック起動」で実用性がぐんと上がった――「Xperia NX SO-02D」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

» 2012年03月23日 12時17分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

「シーン自動認識オート」だとタッチフォーカスできない?

 普通にカメラを起動したとしよう。このとき撮影方法は3種類。これも設定から選べる。1番目は画面上の「撮影ボタン」を押して撮影。スマホで一番ポピュラーな撮り方。

 2番目はタッチ撮影。指でタッチするとその場所にピントを合わせて自動的に撮影。これは感覚的で分かりやすくて一見よさげだが、2つの点でお勧めしにくい。1つは手ブレしやすいこと。画面をタッチする方の手はどうしても本体を支えるのがおろそかになるから。もう1つは、撮影のタイミング。タッチ→AF→撮影となるので、AFにかかる0.x秒分、実際に撮りたいタイミングとずれてしまう。

 3番目は本体のシャッターキーだけを使う方法。実のところ、1でも2でもシャッターキーは有効なのだが、3番目の方法だとシャッターキー以外は無効になる。シャッターキーは半押しによるAFロックも可能なので、カメラ慣れしてる人はこれが一番いい。

 不満を覚えたのが、「シーン自動認識オート」を選んでいると、触ったところにピントを固定できる「タッチフォーカス」が使えないこと。サブメニューから「フォーカスモード」の項目が消えてしまい、シーン自動認識オート時には、タッチフォーカスをしてから撮影ボタン(またはシャッターキー)を押して撮影ができない。「ノーマル」撮影モードに切り替えるとフォーカスモードの項目が現れ、タッチフォーカスが可能になる。ただ、撮影モードをタッチ撮影にして、画面を押しっぱなしにするとピントを固定できる(指を離すと撮影されるので、撮影せずにフォーカスロックをキャンセルするには、いったん指を画面の端に移動させてから離す必要がある)。シーン自動認識オートでタッチフォーカスをしたければ、この操作法を活用するといい。タッチでピントを固定できると、下の写真のような撮り分けも簡単にできて面白い。

photophoto

細かい設定がしたければ「ノーマル」で

 「ノーマル」にすると他にもあれこれと細かい設定が可能になる。ISO感度やホワイトバランス、手ブレ補正のオン/オフ、シーンモードなどなどだ。手ブレ補正をオンにすると、暗いところでもできるだけシャッタースピードを上げずに撮る。手ブレを防げるのだから、その分画質を上げようというわけ。オフにするとシャッタースピードを速めに保とうと、ISO感度が高めにセットされる。そうすると手ブレ補正処理をかけなくてもブレにくい。

photophoto 手ブレ補正オフ。1/30秒 ISO800(写真=左)。手ブレ補正オン。1/6秒。ISO160(写真=右)
photophoto 夜景モードで手ブレ補正オン(写真=左)。夜景モードで手ブレ補正オフ(写真=右)

 手ブレ補正がオフの方はISO感度が上がり、暗部のノイズが目立ってきてるのが分かる。その代わりシャッタースピードが上がってるので、ブレないよう気をつけて撮れば結局手ブレはしない。ノーマルモードではISO感度も手動で設定できる。マニュアルでは最高ISO800まで。オートだとISO1000までは上がることを確認した。ISO200から800までを下に並べてみた。

photophotophoto 左からISO200、ISO400、ISO800

 ISO800ではざらつきが目立って色がくすんでくるが、ISO400まではかなりきれいなでき。ノーマルモードでホワイトバランスや露出補正も可能になる。

photophoto オート(写真=左)。ノーマルモード。ホワイトバランス太陽光、露出補正-0.67(写真=右)

 こんなふうに微妙に調整してイメージ通りに撮りたいってときはノーマルモードがいいのだけれども、まあ、普通に撮影するだけならシーン自動認識でOKかな。総じてカメラ機能はシンプルで速くて使いやすい。

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