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» 2012年03月23日 12時17分 公開

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:日常用途なら画質は十二分、「クイック起動」で実用性がぐんと上がった――「Xperia NX SO-02D」 (2/4)

[荻窪圭,ITmedia]

裏面照射型センサーの威力と頑張ってるレンズ

 Xperia NXが搭載するのはソニーが誇る裏面照射型センサー「Exmor R for mobile」。画素数は1200万に向上している。なお、「Xperia acro HD SO-03D/IS12S」のカメラスペックも同じだ。

 とりあえず、撮る。いつもの黄色い滑り台。普段より1時間ほど撮影時刻が早いため、逆光気味で空が白くトんでしまっているけれども、写りはしっかりしてる。

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 続いてあずまや。こちらは実にちゃんとした写り。松葉のディテールもちゃんと出てるし、明るさも色もまったく問題なし。等倍表示にしてチェックするとディテールに不自然な点はあるけれども、画素数がここまで増えると、どうしてもレンズ性能が付いてこれなかったりもする。これはしょうがなく、等倍でのチェックが必要なシーンもほとんどないと思われるので、日常的な用途では十二分なクオリティだ。

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 同じくソニーのユニットを使っている「ARROWS X LTE F-05D」では逆光時の写りに問題があったが(参考記事)、レンズもかなり改善されたようで、「マルチAR5枚レンズ」に加えて新たに搭載された「ハイブリッドIRカットフィルター」の効果か、太陽が映り込むような意地悪な条件で撮ってもフレア1つ出なかった。

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 これなら安心して使える。半順光の写真でも半逆光の写真でもこの通り。

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 明暗差が大きなところでもきちんと撮れる。まあ、ダイナミックレンジは広くないけれども、スマホのカメラとしては上々だ。

photo 日向ぼっこしてる猫

 明るい屋外ではISO50という低感度が基本。室内に入ると徐々に感度が上がってくる。レンズの明るさはF2.4なので、多少暗くてもクオリティはあまり落ちない。

photophoto 唐揚げのランチ。ISO125(写真=左)。陶器のカップがいい感じのカフェオレ。こちらは店内が暗めだったのでISO320(写真=右)

 たまにピントが後ろに抜けたりもするが、マクロ撮影にも比較的強い。

photophoto 梅の花。ISO50(写真=左)。ショートケーキのいちご。ISO500(写真=右)

 ざっといろんなシチュエーションでシーン自動認識オートで撮影してきたが、これといって破綻するようなパターンもなく、ヘンなクセもなく、優等生でありました。

クイック起動は確かに速かった

 では肝心の使い勝手の話。

 最初にチェックしたいのは「クイック起動」。スリープした状態でも側面のカメラキーを長押しすると自動的にカメラが起動するというもの。とっさに「あ、撮りたい」と思ったらカメラキーを長押しすればよいのである。クイック起動の設定には2種類あって、1つはカメラが起動するだけのモード、もう1つはカメラが起動すると同時に撮影までやってくれるお急ぎのモード。これはオフも含めて設定できる。

 撮影までやってくれるお急ぎモードだとどのくらいクイックか。カメラキーを押し始めてから実際に撮影されるまで、ストップウォッチの画面を撮ってみた。

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 2秒です。手作業計測なので複数回測ったけど平均して2秒。ストップウォッチ作動と同時にカメラキーを押し続ける→Xperia NXが長押しだと判断する→カメラを起動する→ピントを合わせる→撮影、とこれだけこなして2秒なので確かにクイック。しかも近距離なのにちゃんとピントが合ってる。

 まあ撮影までやっちゃうと、撮影のタイミングはカメラ任せになるし、画面が真っ暗な状態でシャッターを押し始めるので構図もちゃんと確認できない。なので、普通は「カメラが起動するだけ」にした方がいいと思うけど、「はっと思ったらすぐ撮りたい」ならスリープ状態から2秒(実測)で撮影。これは速い。スリープ状態でなくてもシャッターキーの長押しでカメラが起動するので、これはお勧め。

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