ソニー独自アプリについては、新たにソーシャルニュースマガジン「Socialife」を搭載。これは、FacebookやTwitterなどソーシャルメディア上の投稿、YouTubeの動画、ニュース記事などをタイル状のユーザーインタフェースでまとめて閲覧できるというもの。Facebookの「いいね!」数や添付写真、投稿者などの評価パラメーターで記事の重要度を判別し、タイルの大きさや背景色、配置を決定するレイアウト最適化エンジンを備える。
メディア系のアプリは、「ミュージックプレーヤー」が「WALKMAN」に、「ギャラリー」が「アルバム」に、「ビデオプレーヤー」が「ムービー」に切り替わるとともに、Xperiaスマートフォンと共通のルック&フィールを意識したユーザーインタフェースに統一された。
これらのメディア系アプリからはホームネットワーク上のDLNAサーバを直接検索できるほか、アルバムアプリではオンラインサービス上の写真も検索可能だ。ムービーアプリでは、ソニー製BDレコーダーやnasneと連携してテレビ番組を視聴でき、nasneで録画した番組のおでかけ転送機能により、録画番組をタブレットのストレージに保存(解像度は720×480ドットになる)して持ち出せる。
動画配信の「Video Unlimited」、音楽配信の「Music Unlimited」、写真・動画管理の「PlayMemories」、電子書籍ストアの「Reader Store」、ゲーム配信の「PlayStation Mobile」といった、ソニー独自のネットワークサービスも利用可能だ(Xperia Tablet SはPlayStation Certifiedデバイスとなっている)。
Xperiaスマートフォンのテザリング機能を利用し、タブレットをインターネットに接続できるアプリ「Xperia Link」も用意する。
赤外線リモコンアプリにはマクロ機能を追加。6つのマクロキーを画面下部に配置し、複数機器にまたがる最大16までのキー操作を記録できるようになった。
家族や友人がタブレットを使う場合に配慮して、新たに「ゲストモード」も搭載している。これは、管理者となるユーザーが利用を許可したアプリだけが表示される「ゲスト用ホーム」を最大10個まで作成できる機能だ。厳密なセキュリティ機能ではないが、これによりゲストが管理者の意図しないアプリにアクセスすることを防ぐことができる。ゲスト用ホームは、壁紙やアイコンの配置をカスタマイズすることも可能だ。
別のアプリと同時実行できるミニアプリは、従来の「Webブラウザ」「リモコン」「電卓」に加えて、「ボイスレコーダー」「タイマー」「メモ」「クリップ」の4つが利用できるようになった。
後日提供のアプリとしては、「スクラップブック」の追加を予定している。これは、Webページや地図、写真、SNSポストなどをクリップして整理し、手書きメモなどを加えてスクラップブックを作成できるアプリだ。
なお、これまで2画面タブレット「Sony Tablet P」専用のスポット情報アプリだった「PetaMapガイド&ナビ」をXperia Tablet用にカスタマイズした「PetaMapガイド&ナビ(S)」が9月11日に配布される予定だ。こちらはSony Tablet Sでも利用できる。


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