イー・アクセス、下り最大75MbpsのLTEエリアを全国に拡大 ただし3Gは下り最大21Mbpsに

» 2013年06月25日 18時07分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 イー・アクセスは6月25日、一部の地域でのみ提供している下り最大75MbpsのLTE通信サービスを、8月中旬から全国へ順次拡大すると発表した。

 それに伴い、3Gエリアでの通信速度を下り最大42Mbpsから下り最大21Mbpsに変更する。これは、同社に割り当てられている周波数帯域の一部を3G用からLTE用に切り替えるためで、LTEトラフィックが3Gトラフィックを上回っていることから判断したという。すでに下り75Mbpsに対応しているLTEエリアのでは、3Gの通信速度が下り最大21Mbpsになっている。

 現在イー・アクセスには、1.7GHz帯の周波数から15MHz幅の帯域が2つ割り当てられている。LTEで下り最大75Mbpsの通信を行うためには連続した10MHz幅の帯域が必要だが、イー・アクセスはすでに10MHz幅を使って下り最大42Mbpsの通信を提供する3G通信規格の「DC-HSDPA」(サービス名:EMOBILE G4)を全国的に展開しており、ほとんどのエリアでは残りの5MHz幅を使った下り最大37.5MbpsのLTE通信しか提供できていなかった。

 今後は3G用の帯域幅を5MHz幅に半減させ、LTE用に10MHz幅を確保。3G通信については、5MHz幅で下り最大21Mbpsの通信が可能な「HSPA+」サービスとして、今後も提供を続けていく。DC-HSDPAはHSPA+を2つ束ねて高速化させた規格。

 下り最大42Mbpsのデータ通信が可能なEMOBILE G4対応の端末は「Pocket WiFi GP02」「Pocket WiFi GP03」「GD01」「D41HW」の4機種。これらのユーザーは今後も下り最大21Mbpsの対応端末として使い続けることも可能だが、LTE端末に機種変更(契約変更)する場合は契約解除料最大1万円と契約事務手数料3150円の免除を行う。なおそのほかのLTE端末も下り42Mbpsの3G通信に対応していたモデルがあるが、3Gの最大通信速度変更に伴う料金の見直しなどは行わない。

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