NTTドコモが6月に発売した「ワイヤレスチャージャー 03」(三洋電機製)は、同社の「おくだけ充電」(Qi)用充電器の最新モデル。これまでに発売した従来モデルの「ワイヤレスチャージャー 01」「ワイヤレスチャージャー 02」から、さまざまな点が変化した。
まずワイヤレスチャージャー01/02よりもかなりコンパクトになり、また3色のカバーを取り替えて使うことができるなどデザイン面でもこだわりが見える。形状はユニークな三角形で、どことなく“おにぎり”を連想させるフォルムだ。また明るめのLEDランプ搭載により、充電の状態を離れた場所からでも確認することができる。
販売価格はショップによって異なるが、オンラインショップでの販売価格は2205円。従来のワイヤレスチャージャー 01(3990円)、ワイヤレスチャージャー 02(3045円)よりも低い価格設定なので、これからおくだけ充電用の充電器を購入するならぴったりのモデルではないだろうか。
事実、今年の夏モデルから一部機種を除いておくだけ充電対応スマホにはワイヤレスチャージャーが同梱されなくなった。おくだけ充電を利用したいなら別途充電器を購入する必要があり、それを意識してかワイヤレスチャージャー 03は低価格で販売されているようだ。
ワイヤレスチャージャー 03のサイズは、約85(幅)×80(長さ)×16(厚さ)ミリシリコンカバー装着時)。重さは約75グラム(シリコンカバー5グラムを含む)。使用しないときは、電源ケーブルを外して立てかけておくこともできるコンパクトサイズなので収納場所の確保に悩むことなく収納できるのが嬉しい。シリコンカバーは柔らかく柔軟性のある素材で、置いたスマートフォンのすべり止めの役目も果たしている。簡単に取り外しできるので、気分に合わせて着せ替えを楽しむのもよさそうだ。
従来のワイヤレスチャージャー01/02は、コイルを使っており置いたスマートフォンの位置を自動で感知し充電できる場所を探してくれたのに対し、ワイヤレスチャージャー 03はコスト削減と小型化のために、固定式コイルを使用している。そのため、スマホの位置が少しでもずれると充電されない弱点がある。その弱点を解消するべく、LEDランプの明るさで正しく充電しているかを知らせる「光誘導方式」が採用された。
きちんと充電できている場合はブルーランプが光り、接点がずれている場合はレッドランプで知らせてくれる。コイルの真上にスマートフォンを動かすと、弱く光っていたランプが強く光る。つまり、強く光ると充電接点部分が近いということになるのでとても分かりやすい。
暗い場所での使用中にスマートフォンがズレてしまい、充電しなくなってしまうこともあると思うが、その都度部屋の電気をつける必要はなく、ランプの色を確認しながら移動させることができるのもメリットの1つだ。
さて、ワイヤレスチャージャー 03のコンパクトさをイメージがしやすいよう、身近なもので比較してみた。それはコンビニで販売している“三角形のおにぎり”だ! 多少の誤差はあるかもしれないが、どこのコンビニでもほぼ同じ大きさなのではないだろうか?
これまでよりも薄くコンパクトになったワイヤレスチャージャー 03。かばんの中やデスク周りに置いても場所を取ることなく、また収納もしやすくなった。その大きさはおにぎりをイメージしてもらえると良いだろう。袋を破いて海苔をご飯に押し付けるようにギュッとすれば、さらにワイヤレスチャージャー03に近い大きさになる
コンパクトで持ち運びにも便利、かつ「光誘導」でイルミネーションのように光るワイヤレスチャージャー 03。もちろん、Qiに対応した機器であれば、おくだけ充電に対応したスマホ以外でも充電できる。Qi対応機器のユーザーなら1台持っておきたいアイテムだ。
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