携帯各社、台風18号の被害に伴う支援措置を開始

» 2013年09月17日 16時56分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコムは9月17日、台風18号の影響で災害救助法が適用された地域のユーザーを対象に、料金の支払い延期などの支援措置を開始した。

 対象となるのは、埼玉県熊谷市、京都府の福知山市と舞鶴市の3市に契約者住所または請求書送付先住所があるユーザー。今後、災害救助法適用地域の拡大があった場合は、支援措置の対象地域も合わせて拡大する。

 各社の支援措置は以下のとおり

NTTドコモ

 携帯電話の利用料金を窓口(ドコモショップ、コンビニエンスストア、金融機関)で支払っている場合、9月請求(8月ご利用)分について、請求書の支払期限を10月31日まで延期する。また、9月17日から10月31日までの間、破損・故障した携帯電話機の故障修理代金の一部減額などを行なう。

 このほか、自治体などから要請があれば、携帯電話や充電器の貸出ができるよう準備している。

KDDI

 携帯電話および固定通信サービスの利用料金を窓口で支払っている場合、9月請求(8月利用)分の支払期限を10月31日まで延期する。また関東地域全域(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)と関西地域全域(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)のauショップとPiPitにおいて、台風の被害で破損・故障した携帯電話機の修理費用を一部軽減する。

 このほか、避難などでKDDIの固定通信サービスがまったく利用できない期間が発生した場合は、その間の月額基本料と付加サービス利用料を減額する。

 加えて、災害復興を行う市区町村の災害対策本部、公的機関等の団体からの要請があった場合、携帯電話や充電器などの貸し出しを行なう。

ソフトバンクモバイル

 対象地域のユーザーが、利用料金を窓口で支払っている場合、8月利用分(支払期日が9月16日または9月26日)、9月利用分(支払期日が10月6日)の支払いについて、期限を請求書記載の日付から1カ月後に延長する。

 また、破損、水ぬれ、紛失により端末の交換を希望する場合、その交換費用を一部機種は無償で、その他の機種は一部減免する。埼玉県と京都府のソフトバンクショップにて本日より受付を開始する。

 さらに、災害復興を行う市区町村の災害対策本部などの公的機関やNPO法人などの団体から要請があった場合、携帯電話や充電器などの無償貸し出しを行なう。

イー・アクセス

 対象ユーザーが利用料金を窓口で支払っている場合、9月請求(8月利用)分の請求書の支払期限を請求書記載の日付より1カ月延長する。

 また、9月16日から10月31日までの期間、大雨等により破損や故障、紛失した携帯電話端末・データカード端末・ADSLモデムの修理費用などを一部減免する。

ウィルコム

 対象ユーザーが利用料金を窓口で支払っている場合、8月利用分(支払期日が9月26日)の支払いについては、期限を請求書記載の日付から1カ月延長する。

 また災害復興を行う市区町村における災害対策本部などの公的機関やNPO法人などの団体から要請があった場合、ウィルコムの電話機や充電器などを無償貸し出しする。

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