エフエム東京は、シャープの協力によりV-Lowマルチメディア放送受信に対応したスマートフォンを試作開発。「CEATEC JAPAN 2013」に展示し、ブース内でV-Lowマルチメディア放送の受信デモを実施する。
試作端末は、既存端末をベースに周波数特性などの変更を行ったもの。V-Lowマルチメディア放送の技術方式であるISDB-Tsb方式に対応し、90〜108MHzが受信可能だ。受信アンテナはワンセグなどと同等の14センチ。この端末を用いて福岡地区のV-Lowマルチメディア放送実証実験で受信実験を行い、想定のサービスエリアと同等な範囲で受信に成功したという。
端末のサイズは約70(幅)×140(高さ)×10(奥行き)ミリで、重さは約160グラム。4.8インチの液晶を搭載し、バッテリー容量は2600mAhとなっている。
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