グループ名 | 2013年11月純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 9万3400 | 6190万2500 |
KDDI | 19万200 | 3939万4300 |
ソフトバンクモバイル | 23万7100 | 3453万5200 |
携帯総数 | 52万200 | 1億3583万2000 |
電気通信事業者協会(TCA)は12月6日、2013年11月末時点の携帯電話契約数を発表した。純増数トップはソフトバンクモバイルで11月は23万7100件を獲得。次いでKDDI(au)も19万200件の純増だった。NTTドコモも9万3400件と10月に続いて11月も純増となった。3キャリアとも純増ペースは10月実績を上回っている。
累計契約者数はドコモが6190万2500件、KDDIが3939万4300件、ソフトバンクが3453万5200件で、3社の合計は1億3583万2000件だ。
MNP利用状況 | 差し引き |
---|---|
NTTドコモ | −6万8600 |
KDDI | 5万6800 |
ソフトバンクモバイル | 1万2300 |
イー・アクセス | −500(推定) |
MNPは、KDDIが5万6800件の転入超過で引き続きトップ。ソフトバンクも1万2300件の転入超過だった。NTTドコモは6万8600件の転出超過だ。NTTドコモの転出超過は2013年8月実績から改善が続いている。KDDIのMNP実績は依然として3キャリアで最も高い数値を示しているが、その値そのものは2013年で最も少なかった。ソフトバンクモバイルのMNP実績は10月より改善したものの1万台前半と低い値にとどまっている。
NTTドコモによると、11月はiPhone 5s/5cの在庫状況が改善したほか、2013-2014年秋冬モデルの出荷が好調で、それが、結果的にMNP実績の改善につながったという。MNP実績では、転出を抑制した一方で、転入は10月実績を上回ったと説明している。
KDDIでは、MNP実績が10月より減少したことについて、ほかのキャリアによる販売施策やNTTドコモのiPhone 5s/5c取り扱い開始などでその差が縮まってきたためと見ている一方で、800MHz帯対応の4G LTEの訴求や、KDDIとLGが共同で開発した「isai LGL22」の出荷開始などで、12月は回復が期待できると語っている。
ソフトバンクでは、純増数トップを維持できている理由を、いつものように「つながりやすさ」のプロモーション効果を訴える一方で、前年度同月とくらべてその数が少ないことや、MNP実績で転入超過数が少ない状況が続いていることについて、iPhone 5s/5cの在庫状況が11月中旬まで厳しかったことを挙げており、12月以降は順調に回復していくだろうという見通しを示した。
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