グループ名 | 2013年8月純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 4万3000 | 6183万8800 |
KDDI | 20万9200 | 3881万2500 |
ソフトバンクモバイル | 25万300 | 3379万4800 |
イー・アクセス | (記事本文参照) | 434万3000 |
携帯総数 | 50万2500 | 1億3444万6100 |
電気通信事業者協会(TCA)は9月6日、2013年8月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。
純増数トップはソフトバンクモバイルで8月は25万300件を獲得。次いでKDDI(au)も20万9200件の純増となった。NTTドコモは、純増を維持したものの、4万3000件と7月の実績から数を大きく減らしている。
累計契約者数はドコモが6183万8800件、KDDIが3881万2500件、ソフトバンクが3379万4800件で、3社の合計は1億3444万6100件。PHSの累計契約数は526万8800件で、携帯電話3社とPHSの合計契約数は1億3971万4900件だ。なお、イー・アクセスも2013年第一四半期の契約数実績を発表している。合計契約数の累計は434万3000件で第一四半期における純増数は2万4000件だ(月別純増数でないため表には記載しない)。
MNP利用状況 | 差し引き |
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NTTドコモ | −14万5000 |
KDDI | 8万7700 |
ソフトバンクモバイル | 5万6800 |
イー・アクセス | 500(推定) |
MNPは、KDDIが8万7700件の転入で引き続きトップ。ソフトバンクも5万6800件の転入と、どちらも前月実績から超過実績の数を増やしている。特にKDDIの実績は2013年に入ってから最も高い値となった。KDDIもソフトバンクも前年同月はMNP転入の実績がその前の月から減らしていたのに、2013年はどちらも好調だった。
この要因について、KDDIは、イベントにおける接続対策や屋内におけるLTEの接続確保といったインフラの整備にたいするユーザーの評価を挙げている。また、ソフトバンクでも、接続確保を訴求する積極的なプロモーションのユーザーにおける認知を挙げるなど、ユーザーのキャリア選択において、「つながりやすさ」の重要性が増しているとキャリアは分析している。
一方、ドコモは14万5000件と転出超過が続いており、かつ、7月実績より転出件数が増えている。ドコモによると、Xperia A SO-04EとGalaxy S4 SC-04Eをはじめとする販売は依然として好調で、MNP転入数は前月と比べて増えているという。ただし、転出数がそれを上回るほどに多くなっている理由として、KDDIやソフトバンクモバイルの販売施策(割り引きを伴う乗りかえキャンペーンなど)の影響が大きいためと話している。
ウィルコムはPHS回線が単独で526万8800件となり、3GのMVNO契約(30万9900件)と合わせて契約者数は559万5500件となった。モバイルWiMAXを展開するUQコミュニケーションズは累計契約者数は426万4800件になったが、純増数は4000件と前月と比べて大きく減らしている。AXGPを提供するWireless City Plannningは、19万9100件の純増で累計契約数が190万6200件だった。BWA関連では、純増ペースがWireless City Planningで8月実績が前月から拡大したのに比べ、UQ WiMAXは一層鈍化した。
Wireless City Planning | 2013年6月純増 | 累計 |
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AXGP | 19万9100 | 190万6200 |
UQコミュニケーションズ | 2013年6月純増 | 累計 |
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UQ WiMAX | 4000 | 426万4800 |
ウィルコム | 2013年6月純増 | 累計 |
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PHS | 6万6900 | 526万8800 |
WILLCOM CORE 3G | 34800 | 32万6700 |
計 | 104万4600 | 559万5500 |
(記事掲載当初、表に記載した値と掲載したグラフに誤りがありました。また、初出時にドコモの純増数を「-43000」としていましたが、正しくは「43000」です。おわびして訂正いたします)
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