そろそろ夏も終わります――2013年8月契約数

» 2013年09月06日 16時28分 公開
[長浜和也,ITmedia]
グループ名 2013年8月純増数 累計
NTTドコモ 4万3000 6183万8800
KDDI 20万9200 3881万2500
ソフトバンクモバイル 25万300 3379万4800
イー・アクセス (記事本文参照) 434万3000
携帯総数 50万2500 1億3444万6100

 電気通信事業者協会(TCA)は9月6日、2013年8月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。

 純増数トップはソフトバンクモバイルで8月は25万300件を獲得。次いでKDDI(au)も20万9200件の純増となった。NTTドコモは、純増を維持したものの、4万3000件と7月の実績から数を大きく減らしている。

 累計契約者数はドコモが6183万8800件、KDDIが3881万2500件、ソフトバンクが3379万4800件で、3社の合計は1億3444万6100件。PHSの累計契約数は526万8800件で、携帯電話3社とPHSの合計契約数は1億3971万4900件だ。なお、イー・アクセスも2013年第一四半期の契約数実績を発表している。合計契約数の累計は434万3000件で第一四半期における純増数は2万4000件だ(月別純増数でないため表には記載しない)。

MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ −14万5000
KDDI 8万7700
ソフトバンクモバイル 5万6800
イー・アクセス 500(推定)

 MNPは、KDDIが8万7700件の転入で引き続きトップ。ソフトバンクも5万6800件の転入と、どちらも前月実績から超過実績の数を増やしている。特にKDDIの実績は2013年に入ってから最も高い値となった。KDDIもソフトバンクも前年同月はMNP転入の実績がその前の月から減らしていたのに、2013年はどちらも好調だった。

 この要因について、KDDIは、イベントにおける接続対策や屋内におけるLTEの接続確保といったインフラの整備にたいするユーザーの評価を挙げている。また、ソフトバンクでも、接続確保を訴求する積極的なプロモーションのユーザーにおける認知を挙げるなど、ユーザーのキャリア選択において、「つながりやすさ」の重要性が増しているとキャリアは分析している。

 一方、ドコモは14万5000件と転出超過が続いており、かつ、7月実績より転出件数が増えている。ドコモによると、Xperia A SO-04EとGalaxy S4 SC-04Eをはじめとする販売は依然として好調で、MNP転入数は前月と比べて増えているという。ただし、転出数がそれを上回るほどに多くなっている理由として、KDDIやソフトバンクモバイルの販売施策(割り引きを伴う乗りかえキャンペーンなど)の影響が大きいためと話している。

純増数の推移

純増シェアの推移

MNP利用状況の推移

 ウィルコムはPHS回線が単独で526万8800件となり、3GのMVNO契約(30万9900件)と合わせて契約者数は559万5500件となった。モバイルWiMAXを展開するUQコミュニケーションズは累計契約者数は426万4800件になったが、純増数は4000件と前月と比べて大きく減らしている。AXGPを提供するWireless City Plannningは、19万9100件の純増で累計契約数が190万6200件だった。BWA関連では、純増ペースがWireless City Planningで8月実績が前月から拡大したのに比べ、UQ WiMAXは一層鈍化した。

Wireless City Planning 2013年6月純増 累計
AXGP 19万9100 190万6200

UQコミュニケーションズ 2013年6月純増 累計
UQ WiMAX 4000 426万4800

ウィルコム 2013年6月純増 累計
PHS 6万6900 526万8800
WILLCOM CORE 3G 34800 32万6700
104万4600 559万5500

(記事掲載当初、表に記載した値と掲載したグラフに誤りがありました。また、初出時にドコモの純増数を「-43000」としていましたが、正しくは「43000」です。おわびして訂正いたします)

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