三社ともに前年同月を上回る好況――2013年3月契約数

» 2013年04月05日 17時46分 公開
[長浜和也,ITmedia]
グループ名 2013年3月純増数 累計
NTTドコモ 41万7400 6153万6000
KDDI 51万1900 3770万9300
ソフトバンクモバイル 66万700 3247万9600
イー・アクセス 非公開 非公開
携帯総数 159万 1億3172万4900

 電気通信事業者協会(TCA)は4月5日、2013年3月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。

 純増数トップはソフトバンクモバイルで3月は66万700件を獲得。次いでKDDI(au)も51万1900件の純増となった。NTTドコモも、2月に引き続き3月も純増となり、その数は41万7400件と2月の純増数から大幅に増やしている。

 累計契約者数はドコモが6153万6000件、KDDIが3770万9300件、ソフトバンクが3247万9600件で、3社の合計は1億3172万4900件。PHSの累計契約数は508万5900件で、携帯電話3社とPHSの合計契約数は1億3681万800件となった。なおイー・アクセスは契約数を四半期決算でのみ公表しているため、同社の契約数は数字に含まれていない。

MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ −18万5100
KDDI 12万1400
ソフトバンクモバイル 6万3800
イー・アクセス −100

 MNPは、KDDIが12万1400件の転入で引き続きトップ。ソフトバンクも6万3800件の転入とこちらも過去13カ月で最も高い値となった。一方、ドコモは18万5100件の転出と2月の水準を超える転出超過となった。

 各社とも、3月が一年で最大の商戦期となるため、純増数は高い水準となった。2012年3月の実績と比べても、純増数を大幅に増やしている。ドコモは、3月という季節要因に加えて、応援学割の訴求とXperia Zの人気による影響が多いとしている。また、KDDIでは、2月に引き続いてスマートバリューとスマートパスによる契約増が大きく、2012年3月のスマートバリュー開始から2013年3月は最も多い実績を出したと説明している。ソフトバンクも、3月という季節要因の影響が大きいとした上で、2月から大規模に展開した「接続率」の訴求による効果もあると述べている。また、iPhone 5も依然として人気が高く、3月では学割を利用した新規購入も多かったという。

純増数の推移

純増シェアの推移

MNP利用状況の推移

 ウィルコムはPHS回線が単独で508万5900件となり、3GのMVNO契約(26万4300件)と合わせて契約者数は535万8300件となった。モバイルWiMAXを展開するUQコミュニケーションズは5万1100件の純増で、累計契約者数は408万4200件に。AXGPを提供するWireless City Plannningは、21万9600件の純増で累計契約数が121万6800件と、2012年度内の100万契約突破を実現した。

Wireless City Planning 2013年3月純増 累計
AXGP 21万9600 121万6800

UQコミュニケーションズ 2013年3月純増 累計
UQ WiMAX 5万1100 408万4200

ウィルコム 2013年3月純増 累計
PHS 5万2200 508万5900
WILLCOM CORE 3G 8100 27万2400
6万300 535万8300

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