ドコモおすすめ3機種レビュー(前編)――基本スペックや持ちやすさを比較する最新スマートフォン徹底比較(2013冬-2014春モデル編)(2/3 ページ)

» 2014年01月10日 22時00分 公開
[田中聡,ITmedia]

持ちやすくて、片手で操作しやすいのは?

 数値だけでは判断できない“持ちやすさ”、そして片手での操作性はどうか。

photophotophoto 左からARROWS NX、AQUOS PHONE ZETA、Xperia Z1 f

 ARROWS NXは十分丸くて手に優しいが、ディスプレイ面の角が尖っているのが少し気になった。画面のどこに触れても通知バーを下げられる操作、画面端から指をスワイプするとショートカットのメニューが現れる「スライドランチャー」、画面を下半分に移動させる「スライドディスプレイ」など、片手使いに配慮した機能も豊富だ。

photophoto 片手では、画面の端まで指が届きにくい
photophoto このように画面の真ん中あたりを下にスワイプしても、通知バーが下がってくる
photophotophotophoto スワイプ操作でショートカット一覧を呼び出せる「スライドランチャー」は、「スライドイン機能設定」から10箇所まで登録できる(写真=左端、左中)。画面右下のアイコンをタップすると、画面が下にスライドするので、片手で画面の上の方を押しやすくなる(写真=右中、右端)

 AQUOS PHONE ZETAは、ディスプレイ面も背面も角が丸く、側面もしっかり削ぎ落とされているので、非常に持ちやすい。ボリュームキーがディスプレイ左下にセンサーキーとして搭載しているが、押し間違いによるものか、たまに反応しないことがあった。慣れの問題でもあるのだろうが、少々違和感を覚えた。握っただけで画面が点灯するグリップセンサーは、確かに便利で、これは常用したくなる。

photophoto ARROWS NXと同じく、AQUOS PHONE ZETAも片手では画面の端まで指が届きにくい

 Xperia Z1 fも、適度に丸みがあって持ちやすいが、左手で持つと、右側面の電源キーとボリュームキーが手に当たってやや違和感がある。小型サイズなので、通知バーも片手で無理なく下げられる。筆者の場合、片手でも画面の端から端まで指が届くのはXperia Z1 fのみだった。

photophoto 片手でも画面の端まで指が届く

 なお、3機種とも電源キーが側面にあるので、片手でも画面のオン/オフがしやすい。5インチクラスのスマホで電源キーが上にあると、片手ではどうしても押しにくいので、こうした配慮はうれしい。

ディスプレイが見やすいのは?

 ディスプレイはARROWS NXが「WhiteMagic」、AQUOS PHONE ZETAが「IGZO」、Xperia Z1 fが「トリルミナスディスプレイ for mobile」という独自の技術を採用している。

 WhiteMagicはRGB(赤緑青)の画素に4つ目のW(白)を追加。白の部分が明るさを補うので、消費電力を抑えながら、従来と同等の明るさで表示ができる。また800カンデラと明るくなり、屋外での視認性も向上した。IGZOは、静止画の表示中は、画像の書き換え回数が従来の60分の1である1秒間に1回で済むので、省エネに貢献する。SH-01Fは、新開発した省電力駆動ICと、透過率の向上したカラーフィルターを搭載することで、省エネ性能がさらに向上している。BRAVIAの映像技術を取り入れたトリルミナスディスプレイ for mobileは、幅広い色域で表示できるようになった。

 実際の画質はどうか? というわけで、同じ写真や動画を再生させて見比べてみた。いずれも輝度は最大に設定し、同じ距離、同じカメラの設定で画面を撮影した。

 まずは3840×2160ピクセルの写真を表示。普段使で、HDとフルHDの解像度の差はそれほど感じないが、こうして写真を比較すると、フルHDディスプレイのARROWS NXとAQUOS PHONE ZETAの方が、葉の細かい部分も精細に表現できている。色味は個人の好みもあるだろうが、Xperia Z1 fはやや抑えめ、ARROWS NXとAQUOS PHONE ZETAは非常に鮮やかに表現しているという印象だ。空の色はXperia Z1 fが自然で、ほか2機種は不自然なスカイブルーという印象を受ける。一方で葉の色はAQUOS PHONE ZETAが特に鮮やかで好印象だが、冬らしさを感じるのはXperia Z1 fかな、とも思う。画質とは関係ないが、ARROWS NXは写真を全画面で表示したときにもオンスクリーンキーが表示されるのが目についた。

photophotophoto 左からARROWS NX、AQUOS PHONE ZETA、Xperia Z1 fで静止画を表示した画面

 続いてYouTubeのHD動画を再生した。解像度が同じHDということもあり、失われた画素を復元する「X-Reality for mobile」の効果で、Xperia Z1 fが最も鮮明だった……のだが、輝度を最大にしても3機種の中ではやや暗く、撮影した写真でも猫の顔や体が暗くなってしまった。ARROWS NXとAQUOS PHONE ZETAでは大きな差は感じられず、Z1 fと比べて、猫の毛並みが少々ボヤけていた。

photophotophoto 左からARROWS NX、AQUOS PHONE ZETA、Xperia Z1 fでYouTube動画を表示した画面

 視野角は3機種ともいまひとつだが、最大輝度で最も明るく表現できているARROWS NXが、比較的見やすいように感じる。

photophotophoto

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月03日 更新
  1. PayPay、他社クレカを「完全排除」せず 使うには“利用券”が必要に (2026年07月01日)
  2. 「メイドインジャパンでは飯が食えない」現実に挑む CIOが“国産充電器プロジェクト”始動、2026年秋に第1弾発売へ (2026年07月01日)
  3. なぜ? 「PayPay改悪」といまネットで騒がれている理由 ユーザーがすべき対策を解説 (2026年06月05日)
  4. LINEとPayPayがアカウント連携、今夏から トーク上で送金、ポイントも統合 (2026年07月02日)
  5. d払い、dポイントのキャンペーンまとめ【7月1日最新版】 最大1万〜3万ポイント還元がめじろ押し (2026年07月01日)
  6. 「モバイルSuica」復旧後も続く混乱…「物理カード最強説」再浮上 今さら聞けない自衛策を解説 (2026年07月02日)
  7. au PAYとPontaのキャンペーンまとめ【7月2日最新版】 Pontaポイントをお得にゲット (2026年07月02日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. iPhone 17eの背面をフラットにする「MYNUS iPhone 17e CASE」発売 iPhone 16eも対応 (2026年07月01日)
  10. 5G向け26GHz帯の「電波オークション」の結果が判明 「全国枠」はドコモが62.88億円で落札 「地域枠」はJTOWERとハイテクインターが落札 (2026年06月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー