片手で操作しやすい? Xperia Z1との違いは?――「Xperia Z1 f SO-02F」「Xperia Z1 f SO-02F」の“ここ”が知りたい 第1回(1/2 ページ)

» 2013年12月20日 19時08分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 NTTドコモのソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia Z1 f SO-02F」が12月19日に発売された。有効約2070万画素の「Gレンズ」や画像処理エンジン「X-Reality for mobile」など「Xperia Z1 SO-01F」と同等の機能をコンパクトなボディに凝縮させたモデルだ。そんなXperia Z1 fの見どころを、一問一答形式でチェックしていきたい。

photophoto ソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia Z1 f SO-02F」

質問:サイズ感はどう? 片手で操作しやすい?

photo Xperia Z1の方が一回り大きい

 Xperia Z1 f最大の特徴は、コンパクトなサイズにあると言っても過言ではない。兄弟機で5インチのXperia Z1は、約74(幅)×144(高さ)×8.5(厚さ)ミリという大きなボディがネックに感じる人も多いだろう。特に幅74ミリは片手には余る。一方、Xperia Z1 fは画面サイズが4.3インチ、サイズが約65(幅)×127(高さ)×9.4(厚さ)ミリだ。Z1と比べて0.9ミリ厚いが、幅は9ミリ、高さは17ミリ少ない。重さもZ1の約171グラムに対し、Z1 fは約140グラムで31グラム軽い。

 実際に2モデルを手にすると、筆者の手では、Xperia Z1は画面の端まで親指が届かず、両手操作を余儀なくされるシーンが多いが、Xperia Z1 fは画面の端まで親指が届く。片手でも通知バーを無理なく下ろせるし、ホーム画面のページ送りや、ブラウザのスクロールなども片手で問題なく行える。最近のXperiaシリーズは、キーボードのサイズを調整できるが、Z1 fなら調整しなくても無理なく文字を打てる。後述するiPhone 5sよりは重いが、程よい重量感を得られる。

photophoto こちらはXperia Z1 f(左)とauの「Xperia Z1 SOL23」ブラック(右)を比較。SOL23は正面にキャリアロゴはない
photophoto Xperia Z1だと片手では画面の端に指が届きにくい
photophoto Xperia Z1 fは手の位置を変えることなく、画面の端に指がしっかり届く

 ちなみに「iPhone 5s」のサイズ/重さは約58.6(幅)×123.8(高さ)×7.6(厚さ)ミリ/約112グラムで、Z1 fよりさらに小さくて軽い(ただし画面サイズは4インチでZ1 fよりも小さい)。約53×111×9.4ミリ/約100グラムの「Xperia ray SO-03C」くらいのサイズ感を望む人もいるだろうが、rayは画面サイズが3.3インチなので、今時のスマホとしては物足りない。画面とボディサイズのバランスは、Z1 fくらいがちょうどよいのかもしれない。

photophoto iPhone 5sと比べると、Xperia Z1 fの方がやや大きい程度

 持ちやすさはどうか。Xperia Z1は、側面をカットして、4隅をいっそう丸くしたことで、Xperia Zよりも快適に持てるようになった。Xperia Z1 fもZと同様のデザイン処理が施されており、手にしっかりとフィットして持ちやすい。

photophoto 側面がカットされており、角も丸いので持ちやすい

質問:Xperia Z1と外観の違いはある?

 サイズの違いを除けば、Xperia Z1とXperia Z1 fの外観はよく似ている。どの方向からでも持ちやすい「オムニバランスデザイン」を継承しているのに加え、背面のガラスパネル、側面のメタルフレーム、右側の大きな電源キー、カメラキー、マグネット式の充電端子、キャップレスのイヤフォンなども共通だ。SIMスロット、microSDスロット、Micro USB端子の位置は微妙に異なる。Z1 fはドコモのXperiaということで、ディスプレイの上部にはしっかりと「docomo Xi」ロゴがある。ロゴの大きさはZ1と同じなので、本体が小さいZ1 fではいっそう目立つ。

photophoto Xperia Zからおなじみの、アルミの大きな電源キーを搭載(写真=左)。Xperia Z1と同等の「Gレンズ」を装備する(写真=右)
photophoto 上部(写真=左)と下部(写真=右)
photophoto 左側面(写真=左)と右側面(写真=右)
photophoto Micro USB端子はmicroSDスロットの左隣にある(Z1は右隣)(写真=左)。SIMスロットは左側面の下にある(Z1は右側面の上)(写真=右)

 カラーはブラック、ホワイト、ピンク、ライムの4色。ブラックとホワイトはXperia Z1と同系色で、ピンクとライムはZ1 fオリジナルのカラーとなっている。

 ライムはスマートフォン全般を見ても、なかなか珍しい色で、若者を中心に好まれそうだ。ソニーモバイルでライム系の色……と聞いて思い出されるのが、ソニー・エリクソン時代の2006年11月に発売されたドコモのiモードケータイ「SO903i」の「ソニックイエロー」。編集部に解約済みのSO903iが残っていたので、Xperia Z1 fのライムと見比べてみたところ、やはり同系色だった。しかしSO903i発売からもう7年か……と思うと、感慨深いものがある。

photophotophoto SO903iのソニックイエローと並べてみた。音楽機能を強化した折りたたみ型ケータイで、さまざまな音楽操作を閉じたまま行える。7年前の製品であることに、時の流れの速さを感じる
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