タブレットとしては珍しく(?)カメラ機能にも力を入れており、シャープが2013年冬モデルで実装したカメラ機能をほぼ備えている。薄暗い場所でも明るく撮影できる「NightCatch」やF1.9のレンズを搭載するほか、超解像技術をで画質劣化を抑える「美ズーム」、HDR静止画/動画撮影、背景をボカした近接撮影、約0.4秒の高速起動……などに対応する。画素数はメインカメラが有効約1310万画素、インカメラが有効約210万画素だ。
撮影した写真を手軽に閲覧できる仕掛けも用意した。AQUOS PHONEでは、ウェルカムシートの壁紙は選択した写真しか設定できず、設定できるのも最大5枚数だが、SHT22ではカメラフォルダやmicroSDなどフォルダごと設定でき、何枚でも表示できるようになった(複数のフォルダも選べる)。カメラフォルダを選択すれば、撮影後にウェルカムシート(ロック画面)に戻るだけで、撮ったばかりの写真が表示される。わざわざロック解除してアルバムアプリを開いて……といった操作が不要なので便利だ。旅行など頻繁に撮影するシーンで活用したい。
画像加工アプリ「Papelook(パペルック)」をプリインストールしており、写真を切り抜いて背景画像と合成したり、文字を入れたりできる。フォトブックの作成と注文ができる「TOLOT(トロット)」とも連携しており、「アルバム」アプリのサブメニューから直接注文ができる。1冊につき62枚まで選択でき、料金は送料込みで1冊500円。
BluetoothとWi-Fi Directで画像やURLなどのデータを共有できる「Passtock(パストック)」も新たに用意した。画像やURLなどの共有ボタンから「ストックする(Passtock)」を選ぶと、Passtockに保存される。その後、Passtockアプリを立ち上げてペア設定をすれば、ペアリングした2台の間で保存データが共有される。「電話をかける」といったアクションも連携できるので、タブレットで見つけた電話番号を保存して、スマートフォンで発信することもできる。
Passtockの対応機種は、1月22日時点で「AQUOS PHONE SERIE SHL22」「AQUOS PHONE SERIE SHL23」「AQUOS PHONE SERIE mini SHL24」で、SHL24にはプリインストールされている。今後はAndroid 4.2以降のauスマートフォンにも対応予定だが、他キャリアのスマートフォンで利用できないのは残念なところ。
さまざまな形で手書きメモを残せる「書」ノートアプリも用意。アプリを起動してメモを残せるのはもちろん、右下の鉛筆アイコンを押せば、表示している画面に直接メモを書き込める。Webサイトの気になる箇所や、地図アプリの目的地に印を付ける、といった使い方ができる。
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