NTTドコモの夏モデルの中では、唯一のタブレットとして登場するのが、シャープ製の「AQUOS PAD SH-08E」だ。発売は7月下旬の予定。
ディスプレイのサイズは7インチで、シャープの「IGZO」を用いているのが特長だ。ワイドUXGA(1200×1920ピクセル、323ppi)という高解像度を実現しており、新開発の画像処理エンジンとあわせて、電子書籍や地図などを細部まで表示する。静止画の表示中は画像の転送を抑えるIGZOの特性に加え、4200mAhのバッテリーにより長時間の駆動にも耐えられる。7インチながらボディの横幅は約107ミリに抑えたほか、厚さ約9.9ミリ・重さ約285グラムという薄型軽量ボディを実現した。
地上デジタルテレビ放送を高解像度で視聴できる「フルセグ」に対応しているのも特筆すべき点だ。フルセグは録画も可能で、同梱の卓上ホルダにテレビのアンテナケーブルを接続すると、家庭と同じ環境で放送波を受信できる。またワンセグとNOTTVも利用可能だ。Dolby Mobileのv3にも対応し、別売のヘッドフォンを使えば迫力ある5.1chの音声を楽しめる。
高感度なIGZOの特性を生かしたペン機能も利用できる。Webページや地図など、表示中の画面にすぐに手書きメモを残せる「書」ノートを搭載。検索バーに手書き文字を書くことで、これまでに残したメモの検索や、残したメモをPDF変換ができる機能も用意した。
プロセッサーは、1.7GHz駆動のクアッドコアCPUを搭載した「APQ8064T」。メモリはROMが32Gバイト、RAMが2Gバイト。IPX5/IPX7の防水性能とIP5Xの防塵性能、赤外線通信もサポートするが、おサイフケータイには対応しない。モバイルネットワーク(Xi)にも対応しており、下り最大100Mbpsの通信が可能だ。
| 機種名 | AQUOS PAD SH-08E |
|---|---|
| OS | Android 4.2 |
| プロセッサー | Snapdragon APQ8064T(1.7GHzクアッドコア) |
| サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約107×190×9.9ミリ |
| 重さ | 約285グラム |
| 連続通話時間 | 未定 |
| 連続待受時間 | 未定 |
| バッテリー容量 | 4200mAh |
| メインカメラ | 有効約810万画素裏面照射型CMOS(AF/手ブレ補正対応) |
| インカメラ | 有効約210万画素裏面照射型CMOS |
| メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
| 外部メモリ | microSDXC(最大64Gバイト) |
| ディスプレイ | 約7インワイドUXG(1200×1920ピクセル)TFT液晶(IGZO、1677万色) |
| ボディカラー | White |
| 主なサービス・機能 | Xi(下り100Mbps/上り37.5Mbps)、FOMAハイスピード(下り14Mbps/上り5.7Mbps)、WORLD WING(3G+GSM)、Wi-Fi、テザリング、エリアメール、GPS、Bluetooth(4.0)、DLNA/DTCP-IP、NFC、しゃべってコンシェル、ドコモクラウド ほか |
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