7インチIGZO液晶搭載、280グラムの軽量タブレットがauから登場――「AQUOS PAD SHT21」4G LTE対応

» 2012年10月17日 12時12分 公開
[田中聡,ITmedia]

 シャープのAQUOSブランドを冠した初のタブレット「AQUOS PAD SHT21」がauから登場する。OSはAndroid 4.0。発売は12月中旬の予定。

photophoto 「AQUOS PAD SHT21」。カラーはFeel BLACK1色

 AQUOS PADは、シャープの新世代液晶「IGZO」を搭載した7インチのタブレット。解像度は1280×800ピクセルのワイドXGA。通常は静止画を表示しているときも1秒間に60回画像を転送しているが、IGZOでは静止画の表示中は画像転送をストップするので、消費電力を抑えられる。タッチ操作時にはノイズを抑え、より高感度な操作が可能になる。またシャープの画像処理エンジン「SVエンジン3」をAQUOS PADにも採用し、より実物に近い色を表示する「ナチュラルカラーモード」も用意した。

 7インチのディスプレイを備えながら、片手で握れるサイズにこだわり、ギリギリまで狭額縁設計を施して幅は約106ミリに抑えた。最薄部は約8.9ミリで、防水タブレットでは最軽量となる約280グラムのボディを完成させた。背面には滑りにくいシボ加工が施されている。

 タッチペンを駆使した手書き操作も提案する。プリインストールされた「書」ノートアプリでは、絵やメモ書きだけでなく期間を示す線などを自由に書き込める「スケジューラ」機能、Webサイトや画像などに直接ペンで書き込める「メモ」機能、メモの管理や追加ができる「ノート」機能を用意。ほかのアプリの利用中や、画面点灯直後にウェルカムシートが現れたときにも直接メモを残せる。なお、メモは指先でも書ける。

 シャープのスマートフォンでもおなじみの「エコ技」により、ディスプレイ消灯時に無駄な通信を抑えたり、バックライトを制御したりして消費電力を抑えることも可能。バッテリー容量は3460mAh。通信サービスはWi-Fiのほかに、下り最大75Mbpsの4G LTE、3GのWIN HIGH SPEEDにも対応し、最大10台の機器が接続できるテザリングも利用できる。通話機能は搭載していない。チップセットは1.5GHzデュアルコアCPUを備えるSnapdragon S4「MSM8960」を採用。ワンセグとNFCもサポートするが、赤外線通信とFeliCaには対応しない。

photophoto 手の大きさにもよるが、片手でも何とか握れる
photophoto 表面に物理キーは搭載していない(写真=左)。卓上ホルダも用意される(写真=右)
photophoto microSD/microSIMスロットとMicro USB端子(写真=左)。電源キーと音量調節キー(写真=右)
AQUOS PAD SHT21の主なスペック
機種名 AQUOS PAD SHT21
OS Android 4.0
CPU Snapdragon S4 MSM8960(1.5GHzデュアルコア)
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約106×190×8.9ミリ(暫定値)
重さ 約280グラム(暫定値)
連続使用時間 未定
バッテリー容量 3460mAh
メインカメラ 有効約800万画素CMOS
インカメラ 有効約31万画素CMOS
メモリ ROM:16Gバイト、RAM:1Gバイト
外部メモリ microSDHC(最大32Gバイト)
ディスプレイ 約7インチワイドXGA(1280×800ピクセル)TFT液晶
ボディカラー Feel BLACK
主なサービス・機能 4G LTE(下り75Mbps/上り25Mbps)、WIN HIGH SPEED(下り9.2Mbps/上り5.5Mbps)、ワンセグ、NFC、Bluetooth(4.0/3.0)、DLNA/DTCP-IP、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n)、テザリング(最大10台)、Eメール(〜@ezweb.ne.jp)、SMS(Cメール)、防水(IPX5/IPX7)、防塵(IP5X)、安心セキュリティパック、緊急速報メール、災害用伝言板、災害時音声お届けサービス ほか
発売日 12月中旬

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